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劇団山形「くちづけ」

2011-11-20 | Weblog

11月19日(土)山形中央公民館ホールで 劇団山形の「くちづけ」を観てきました。

パンフに 『「くちづけ」 作 宅間孝行』と書かれているのを見て 去年観損ねた「東京セレソンデラックスのくちづけ」と同じかな?と思い前売り券を買いました。

劇内容は

軽度知的障害者のグループホーム「ひまわり荘」 に うーやん、頼朝くん、島ちんたちの中に 愛情いっぽんと言う漫画家と その娘マコちゃんが入所してきました。  彼らは純粋で無垢で いつも憎めない笑いの中で生活をしていました。 男恐怖症だったマコちゃんも うーたんと仲良くできるようになりました。うーたんとマコは 二人だけで「結婚したいですか?」「したいです」と言い合っています。     そんななか頼朝くんは、ホームへの支払いが滞り 実家に戻る事になり退所。      うーたんの妹は 障害者の兄がいるという事で結婚が破談になったのを機会に うーたんを引き取り一生一緒に暮らす事に。    そしてマコの父いっぽんは 自分が末期の病気に罹っている事と 施設では生きていけないマコの将来を案じ「いっぽんと ずっと一緒だよ、いっぽんがいなくなったら生きて行けないよ」と言ってるマコの首に手をかけてしまうのでした。

ただこれだけの内容でしたが 作者の宅間孝行さんは 新聞の片隅に載った事件を「現実」として劇を作られた、と聞きました。

障害者を持つ親なら「この子を置いて死ねない」 と思うのは当然のことだと思います。

でも殺せば殺人者。

誰にも託す事が出来ず 悩みに悩んで 自分の老いや病気から そんな悲しい結果になった話はよくニュースで聴く話です。

老老介護もそうです。

子がいたとしても 寝たきりのおばあさんを おじいさんが殺してしまった、の話も同じたぐいです。

 

 ♪グッバイマイラブ♪の音楽に涙、涙して帰ってきました。

 

 

 

 

 

 

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
幸せ・・・ (夢屋)
2011-11-26 13:35:57
もう20年以上も前の話ですが、長女が1,354gという低体重で生まれ、目や耳に障害を持つかもしれないと担当医に告げられました。
お陰様で、オツムは少々足りないものの、障害を持たずに育ちました^^;
この子を連れて、加茂水族館に行った時、明らかに知的障害を持った40代の娘さんと、杖をつく70代位の旦那さんを連れたおばあさんに出会いました。
この方たちには申し訳ないのですが、その光景を見て、私の娘が障害を持たずに育ってくれたことを感謝したものです。
今では、勘当ものの娘に育っておりますが・・・
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障がい児の母として (くぅ)
2011-11-28 13:22:14
あたしが逝ったら、この子たちはどうなるのだろうと本気で思います。うちは二人とも自閉症なので、これから成長とともに生きづらくなっていくことが嫌がおうにも知ることになるでしょう。
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夢屋さまへ (さくらの季節)
2011-12-01 21:40:38


夢屋さんも心配されたんですね。
以前 そのことをブログで読ませていただいた事があります。
20年前の医学でも進んでいたのですね。
医学+親の愛情で生きられたのかな

勘当娘と言いながらも愛しているのがバレバレですよ。
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くぅさまへ (さくらの季節)
2011-12-01 21:56:25


コメント有難うございます。
お返事遅くなってご免なさいね。

くぅさん、毎日頑張っているんですね。尊敬です。
誰が心配してくれても 親ほど心配し、悩んでくれる人はいないと思います。
くぅさんが 明るくドタバタ劇場やってくれてるだけでも 素晴らしい母親だと思います。

障害を持った人も 安心して暮らせる国になって欲しいですね。
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