自分史活用推進協議会主催のアドバイザー講座で出会った、理事の河出岩夫さん。
河出書房から、「”元祖”が語る自分史のすべて」の本が届きました。
冊子には、実際に河出さんが、色川大吉さんに会いに行った時の様子が、会話形式で書かれてありました。
その中に、
「人は誰しも歴史を持っている。どんな街の片隅に住む住民と言われる者でも、その人なりの歴史を持っている。それはささやかなものであるかもしれない。誰にも顧みられず、ただ時の流れに消え去るものであるかもしれない。しかし、その人なりの歴史、個人史は、当人にとってはかけがえのない”生きた証”なのであり、無限の思い出を秘めた喜怒哀楽の足跡なのである。この足跡を軽んずる資格を持つ人間など、誰一人として存在しない」
この言葉で、河出さんが自分史の世界に入るきっかけになり、また、自分史を最初に発案された色川大吉さんに会いに行かれ、本の再版に至ったことが書かれてありました。
本の中で、色川さんは
来年、年は「戦後70年」の節目である。これを機に自分史ブームはますます広がってゆくであろう。これからの日本社会の少数派になる中高年世代の人たちに、少しでも特殊的、生産的な生き方をしてもらいたい。そのためにも『頭を使い、心を動かし、過去の失敗を総括し、未来を展望する、前向きな自己詳細の積極的な自分史』をこの機会に書いてくれるように期待したい。
と、ありました。
これから、じっくりと読みたいと思います。
人とかかわること、パソコンも大嫌いだった私が、なぜかそれを必要とする仕事をしているのか、自分でも不思議な感じがしていた。
名古屋にいる90歳になる叔母に電話した時に、「あなたは遠くへ行ってしまったが、あなたのやるべきことがあって、そこにいるのだから頑張りなさいね」と言われた。
こうして、偶然なのか必然なのか、いろいろな人たちと出会うことにより、自分のやるべきことがみえてきたのかもしれない。
今年は、自分史アドバイザーの認定を取りたいと願っていたことが実現できました。
これから、パソコンと自分史とマルチブックを通して、より多くの方の「人生を残す、伝える」ことを仕事にしていきたいと思っています。
今日の、ドタキャンの生徒さんに感謝。
いつも、時間に追われるだけの毎日の中で、なかなかブログまでいき着かないのですが、今日はゆっくりと向き合うことができました。
今年も、あと1か月。