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香港国家安全法 まるでかつての日本の治安維持法 

2020年06月30日 | 日記
 香港の民主派を抑え込もうと中国は全人代で「香港国家安全法」を決定する。
その内容は、「国家分裂や政権の転覆、テロ活動、外国勢力と結託して国家安全を害する行為」を
処罰の対象とするもの。最高刑は終身刑?
 かつて日本にも同じような法律があった。治安維持法。
天皇を頂点とする戦前の日本の政治社会体制を批判、転覆、つまり、変革するものは
即刻、逮捕、投獄、拷問、長期拘束する法律。その標的は日本共産党とその活動家たち。
小説「蟹工船」で有名なプロレタリア作家、小林多喜二も逮捕、
その日のうちに熾烈な拷問によって官憲に殺された。
宮本顕治も逮捕、投獄され獄中で13年間。
 やがて、民主的、良心的な人々までその対象に。教育現場では「綴り方教育」実践の教師までが
逮捕され、子どもの生活の現実に根差した教育実践が押しつぶされていった。
国の隅々に翼賛体制が敷かれ、破滅的な1945年8月15日を迎える。
 テロ活動、外国勢力との結託などはどの国であれ、あってはならないこと。
しかし、政権転覆、つまり政権を変えることは人々の権利。自分たちの願いを背負って政府があるのだから、
その願いに背く政府であれば、別の政府に変えるのは人民の当然の権利。
中国共産党も、今や、大国の党。堂々と自信を持って言論で自らの正当性を人民に向けて展開すべきでは。
その自信がない大国に世界をリードすることなど無理。むしろ害悪。
言論統制と弾圧の先には未来はない。
 治安維持法下の日本も、第二次世界大戦の敗北によって終焉を迎えた。

清楚な花ナデシコのが咲き誇る。


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