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第5回八潮市学校給食審議会 自校方式の願いは届くのか

2020年10月22日 | 日記
 今日、午後から第5回八潮市学校給食審議会が開かれた。
傍聴希望抽選時間に間に合わず、廊下で話を聞くことになった。
次回が最終回で答申をまとめることになっていて、今日の議論はその素案づくり。
 会長と14人の委員全員の意見を集約して答申にまとめる作業。
会長のまとめでは、
①安全な給食を保障する管理体制を第3者機関として設置する
②2~3か所の公設の給食センターを作る
などの方向で落ち着いた。
③それまでの間のつなぎの給食体制については・・・意見がまとまらず、
 継続して次回で検討することに。
 終了予定時間をオーバーしての熱心な議論が行われたが、
残念なことに、「自校方式」が盛り込まれなかった。
 答申の依頼は「八潮の今後の学校給食のありかた」について。
今回の食中毒事故を踏まえて「最も子どもたちの喜ぶ給食のあり方」を
ストレートに答申すればよいはずだったのだが・・・。
 委員の発言を聞いていて、全体として何かが欠けている気がした。
発言の大多数が「安全管理がしっかりしていれば、今回の事故も起きなかった」
と言うのはわかるが、その安全管理問題に多くの委員が引っ張られてしまって、
「安全管理の組織を八潮市としてしっかりできれば民間でも公営でも、
あるいは、自校でもセンターでも構わない」と言う方向に流れて行ったよう。
 大事な「子どもの視点」「食育」「作り手と子どもとの関係」を主張する意見が
欠けていたのでは。自校方式の学校給食では、基本的には、栄養教諭も栄養士も、調理員も
その学校の職員ということであり、入学式にも卆業式にも、運動会にも一緒に参加し、
子どもの側からは「美味しい給食を作ってくれる○○さん」というお互い顔の見える関係性
が貫かれていること。作る側と食べる側が最も近いことが大切なのでは。
「安全な給食を食べる」だけでは「食育」とは言わない。「作り手と食べる側の関係」は見えてこない。
 また、審議会の役割と答申の意義、最終的な政治決断の関係も、十分、委員の中で
認識されているようでもない感想を持った。
答申を出すのに遠慮はいらない。委員自身が自分でブレーキをかけているのが気になった。
委員は最善のものを答申すること、出来るできない、やるやらないは市長の政治判断。 
財政的裏付けを伴って市長の政治決断が次の重要な分岐点になる。
 自校方式を求める保護者、市民の側は、そうした認識の下に、
あくまで「自校方式を」との世論を広げ、多くの市民の署名を集め、
運動を広げていくこと。これに尽きるのでは。 




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