今日もイキイキ

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入院11日目~退院(術後6~10日目)

2010-11-07 11:04:03 | 子宮筋腫治療~不妊治療
術後6日目の午前、研修医の先生と担当看護師さんが来て、
「今からホッチキス抜きますね」と言われました

診察室へ移動するのかと思ったら、「ここで抜きますよ~」とのこと
ホッチキスがお腹の肉に食い込んでいると、抜くのが痛いと聞きました
しかしあっさり20数個のホッチキスが抜かれていきました
爪楊枝をお腹にチクっと刺された感じくらいの痛さでした

「痛くないや~ん」

ホッチキスによる引きつったような痛みがなくなり嬉しい!!
むき出しになった傷口を保護するために、シールを貼られました
(シールを貼らない医師もいるらしい)

午後に、隣の患者さんがホッチキスを抜いていましたが、「痛~い」と悶えていました

これ以降、医療的処置はないので、看護師さんが病室に来てくれる回数もめっきり減ってしまいました

退院に近くなると、熱も平熱になり、お通じも普通になり、痛みも日に日に和らいでいきました
体重が3日ほどで3Kg近く減り、お腹周りがすっきりしました

担当医に聞くと「腸のむくみがとれたんだと思います」
内臓もむくむことがあるのですね~(びっくりです)

この週の教授回診の時は、ベッド上で正座して教授をお待ちしました
その前の教授回診の時は、起き上がることすらできなかったのに、本当にすごい回復力です

教授、担当医には
「おそらく再発すると思います。それまでにお子様のことを積極的に考えてください
 年齢的なこともありますので、年明けくらいから頑張ってください」
と言われちゃいました

避妊期間は6ヶ月以上と思っていたので、嬉しビックリです

退院後の生活の説明と内診をしていただき、めでたく退院できました

入院9~10日目(術後4~5日目)

2010-11-06 10:59:12 | 子宮筋腫治療~不妊治療
術後4~5日目は土曜・日曜日のため、診察や検査がなくひたすら歩行練習です
随分痛みも和らぎ、自由に動けるようになりました

病棟から一時脱出
院内にある庭園を歩いたり、1階にあるコンビニに行ったり…
お見舞いに来てくださった方と、スターバックスでお話したり…と
充実した日々でした

病室では、カーテンを開け同室の患者さんとお話できるようになりました
患者さん同士で傷の見せあいっこをするまでに
傷口はホッチキスのようなもので止めていると思いきや、ボンドで止めている人もいました(ボンドの下は縫っているそうです)

みんなそれぞれ悩んだり苦しんだりして手術を受けられたことを知り、
自分だけこんなに辛かったのではなかったのだと思いました

私の5日前に手術された方の姿をみては「あの人は5日後の私」
私の手術前日に手術された方の姿をみては「翌日の私」と思って過ごしました
だって、日に日に良くなっていく方達をみると頑張れる!!


休日にもかかわらず、担当医が3回も病室に来てくださったのに、ウロウロしすぎて逢えなかった…
「それだけ元気になった証拠!」と担当医は言ってくださいましたが、
申し訳ない気持ちになりました


入院8日目(術後3日目)

2010-11-05 19:51:30 | 子宮筋腫治療~不妊治療
痛みは日に日に和らぎ、だんだん動けるようになってきました
昨日は下痢のため、必然的にトイレと病室の往復で歩行練習

痛みが和らいできたと言っても、やはり痛い
クリニカルパスでは術後3日目に硬膜外麻酔を外すことになっています

硬膜外麻酔を外さないとシャワーを浴びれません
しかし、外すと痛みがでるかもしれません
そしてまだ続いている38度台の熱(侵襲熱)
3日ほどシャワーを浴びていませんが、「痛むより汚いほうがいい」と思っていましたが、
あっさり医師に「もういいでしょう」と言われ外されてしまいました
「熱があるけどシャワーは大丈夫ですよ」とも…

やっぱりスパルタでした

そしてシャワー

はじめて傷口とご対面です
鏡に映った自分の傷口をみて気を失いかけました
衝撃的でした

自分の体に20個以上のホッチキスが刺さっているのです
石鹸を泡立ててその傷口を洗わなければなりません

恐る恐る触ってみました
なんだか涙が出そうでした…

初めは傷口をみるのも怖かったですが、そんなホッチキス傷口とも3日間のお付き合いと思うと
ちょっと愛おしく思うかも…?

入院7日目(術後2日目)

2010-11-04 21:49:16 | 子宮筋腫治療~不妊治療
術後1日目の夜も痛みが強く、よく眠れませんでした
術後2日目になっても相変わらず38度台半ばの熱が続いていました
私の場合、35個もの筋腫を取って縫ったので、
その傷が回復しようとして熱が発生するのだそうです
「侵襲熱」(吸収熱とも)言うらしい…

それでも午前中には尿の管を外されました

昼食から3分粥が始まりましたが、食欲がなく3割ほど残していしまいました
とりあえず食事が摂れたので点滴が外れ、お伴(点滴棒)がまた一つ減りました
あとは硬膜外麻酔のボトルのみ

食事が摂れるようになると、下痢が始まりました
痛くても強制的に病室とトイレの往復で歩行練習…

術後は便通が悪くなり、イキまないように便を軟らかくする薬を服用することが多いのですが、
私は1日10回以上トイレに駆け込みました
トイレまで間に合わず、何回もナプキンを汚してしまう状況でした
2日ほどすると落ち着き、良い感じのお通じになり、今では薬のお世話になっています

この日もシャワーを浴びれないので、清拭です
前日は看護師さんが体を拭いてくれたのですが、この日はタオルを渡され自分で拭かなければなりませんでした

夕食は5分粥
食べたいのに完食できず残念…

食べると下痢…この繰り返し

時間と共に痛みが徐々に和らぎ、そこそこ歩けるようになりました
その夜は熟睡とまではいかないけれど、寝れました

入院6日目(術後1日目)

2010-11-04 10:34:43 | 子宮筋腫治療~不妊治療
長い長い術後の夜が明け、手術後1日目が始まりました

お腹には腹帯とバストバンド(コルセットのようなもの)がされていて、
2時間おきぐらいに、看護師さんが傷口とお腹をチェックしに来てくれます

左足の痺れが和らいでいましたが、お腹の痛みはまだまだ激しかったです
術後から熱が下がらず、38度後半が続いています

それでも、看護師さんは私の体を起こし、歯ブラシに歯磨き粉をつけて私に手渡したのです
ストロー付きのマグカップで水を吸い上げ、受け皿に吐き出すこと3回
それすら辛かったですが、「午前中に歩行練習しますね」と言われました

昼前に看護師さんと一緒に10メートルほど歩行練習(点滴と尿の袋と硬膜外麻酔の薬をさげながら)
私と同じような格好をした患者さんがおられました(同じ日に手術された方)
みなさん、痛いながら頑張っておられました
弱音を吐いてちゃ笑われますね…

午後も看護師さんと一緒に歩行練習をし、
シャワーをあびれないので清拭(体を拭く)してもらいました


この日(曜日)の午後は教授回診の日
外来の主治医である教授が回診に来てくださっているのに、
すぐには起き上がる事ができず、教授の「だんだん良くなってきますよ」との呼びかけに寝たまま返事をしました(あぁ、申し訳ない…)


術後1日目は食べ物は食べれませんが、水分を摂ることができるようになりましたし
しかし、水が入っているコップをとるのに一苦労です…

その夜、主人が見舞いにきてくれて、

「手術は予定より2時間オーバーし、約6時間かかった。
 35個の筋腫をとってもらったけど、取りきれなかった筋腫もある。
 2Lの出血があったけど輸血しなかった。」

と、手術の内容を教えてくれました
取りきれなかった筋腫があったのは残念でしたが、輸血せず無事手術をしてくださったことに感謝です

入院5日目③(手術当日)

2010-11-03 19:31:56 | 子宮筋腫治療~不妊治療
義母さんと義妹さんは術後の私の顔を見て帰りました
主人は病室に戻ってからもずっと側にいてくれました

麻酔が切れ始め、とても寒くガタガタ震えていたのを覚えています(麻酔の影響だそうです)
主人が言うには、看護師さんが電気毛布を持ってきてくれて、「最強」にしてたそうです

お腹の激痛も襲ってきました
痛いのに体が動かず寝返りも打てません
うずくまることもできません

心配して主人が側にいてくれるのですが、完全看護だし、(女性の)大部屋だし、
主人は明日仕事があるので、何度も「大丈夫だから帰って」と言ったけど、
帰る気配すらない主人…

主人がちょっと席を外した隙に、看護師さんに主人に帰ってもらうようお願いしました
すると渋々帰りました(さすが看護師さん


本来なら術後の夜は回復室で過ごすのに、私は直接病室に戻ってきたので、
機械の音や、点滴の交換・マットの移動・尿量のチェックなどで看護師さんの出入りが多く、
同室の患者さんにはかなりご迷惑をかけてしまいました

痛みと意識が朦朧としている中、ここまで気を使ってしまう私


その夜は手元にあるナースコールを10回近く押して、体の向きを変えてもらいました
体の向きを変えると少しだけ痛みが和らぎましたが、それでも激痛でした

この時「もう手術なんて絶対嫌だ!!」と思いました

手元に時計がなく、どれだけ時間がすぎたのか分からず…
じばらくして、点滴装置に時間当たりの点滴量と今までの点滴総量がモニターにあることに気がついたのです

私の場合、時間当たりの点滴量が83mLとありましたので
今の点滴総量を覚えておき、次に見た時その差を計算すると、
どれだけ時間が経ったのか分かります

時間が経つのがこんなに長かったのは生まれて初めてです

あまりの痛さに、強めの痛み止めと眠くなる薬を打ってもらいました
筋肉注射でしたが、お腹の痛みに比べれば屁でもありません

その後、3時間ほど眠ることができ、長い長い夜が明けたのでした

入院5日目②(手術当日)

2010-11-03 18:58:59 | 子宮筋腫治療~不妊治療
手術部屋に着くと、早速手術台に寝るよう言われました
手術台はシングルベッドの幅より狭く、体の幅よりちょっと大きいくらいでした

手術台に寝ると、看護師さんや麻酔科の医師が手際よく(心電図などの)モニターをつけ始めます

手術室をじっくり見る間もなく、次は硬膜外麻酔です
前日に麻酔の説明をされた麻酔科医とは違う麻酔科医が自己紹介後(麻酔科の○○です)、
「今から硬膜外麻酔をします。横向いてください」
と言われ、幅の狭い手術台から落ちないように横向きになりました

昨日教えていただいたように、怖さをおさえエビのように丸くなることだけに集中!!

消毒後、「針を入れますね~(麻酔科医)」

チクっとはしましたが、採血の針をさす時のほうが痛いくらい…
(後で聞くと、私の麻酔をしてくれた医師ははかなり上手い先生だったそうです)

“な~んだ、そんなに痛くなかったな~”

と思い、また仰向けになると、すぐに酸素マスクをされ「薬入れますね~」との声が聞こえました

点滴の3方活栓から液体を入れられたのを見て、5まで数えたのを覚えています
だんだん眠くなるというより、一気におちました


気がついた時は、病室に戻っていました
義母さん、主人、義妹さんが「頑張ったね~」と言ってくれたのを覚えています
まだ麻酔が効いていたのでしょう…
ぼんやりとしか覚えていません

しかし1時間もすると、激痛と寒さに襲われ長い長い夜を過ごす事に…

入院5日目①(手術当日)

2010-11-03 18:49:46 | 子宮筋腫治療~不妊治療
私の手術は午後12時30分からの予定でした

手術当日の朝食はもちろん水分も禁止です
昨夜、服用した下剤のためお通じがしっかりありました
それでも浣腸をされました(あ~恥ずかしい…)
しっかりお通じがあったにもかかわらず、浣腸後腸に残っていた便が出てきました
恐るべし浣腸

手術当日朝 49.35kg(服込み)あった体重は
お通じ後は 48.95kgに
浣腸後は  48.75kgに

浣腸後はちょっとフラフラしました

そして弾性ストッキングを履き、研修医に点滴をしてもらい手術を待つ事に…


10時頃、主人と義母さん義妹さんが来てくれました

11時半頃、「前の方の手術がおしているので、(私の手術の開始)が遅れると思います」
と看護師さんに言われたので、まず義母さんと義妹さんに昼食に行ってもらいました
そして、交代で主人が昼食に行った数分後、

「予定通り、今から手術室へ行きます」と、看護師さん
「主人が来るまで数分待ってください」と、焦る私

すぐに、義妹さんが主人に電話するもなかなか戻ってきません
もう待ち切れず手術室に向かおうとした時、主人が戻ってきました

ここで主人と会えなかったら、お笑いのネタになったかも??

手術室の入口まで、医師と看護師に導かれ、皆でゾロゾロ…
手術室の入口に着くと、まさに手術を終えた患者さんが出てくるところでした

主人や義母さんに挨拶し、私は手術室(ロビー)に入りました

そこで車椅子に乗せられ、手術される部屋へ向かいました
私の手術部屋番号は“6”でした
私の好きな数字

う~ん、これもやっぱり導かれている感じがしました

入院4日目③(手術前日)

2010-11-02 19:09:47 | 子宮筋腫治療~不妊治療
承諾書を提出した後、主人は帰りました

しばらくして、担当医と研修医が「先ほどの説明で質問はないですか?」と、
病室に来られました
十分に説明していただいたので質問というほどの質問はなかったのですが、
一つ気がかりな事がありました


それは…

硬膜外麻酔の針を刺す時の痛み


“硬膜外麻酔をする時、針を刺される時がとても痛い”といろんな方のブログに書いてありました

私もちょっとビビっていることを主治医に相談

「エビのように丸くなるのがコツ
 どうしても針を入れる時、みなさん緊張して背筋を伸ばしてしまから
 針を刺せる部分が狭くなっちゃうのよ」

なるほど
聞いて良かった~


そして、シャワーを浴び、明日の手術に備えます
手術後3日ほどシャワーを浴びる事ができません
髪の毛も体もしっかりと洗いました


手術前最後の食事を摂った後は寝るまで水分しか摂れません
寝る前の下剤と眠剤を服用する時の水を飲んで最後です

明日に手術を控えているのに、実感が薄かったように思います
私の手術は午後12時30分からの予定です


消灯後、気持ちよく眠りにつき、手術当日をむかえました

入院4日目②(手術前日)

2010-11-02 13:51:37 | 子宮筋腫治療~不妊治療
外来主治医の診察が長引き、手術の説明は予定時刻より2時間近く遅れました
外来主治医、担当医、研修医、担当看護師、主人そして私の6人が部屋に入り、

昔、病院で働いていたことがあるので、だいたい予想していた説明内容でした
 手術承諾書
 輸血しなければならない状態になった時の承諾書
 血液製剤を使用しなければならない状態になった時の承諾書
に沿って、説明していただきました

そして、ノートに書きだした気になる内容について質問しました

①輸血の可能性
②子宮・卵巣を残せるか
③筋腫の写真を見たい
④ナサニール(ホルモン剤)による骨密度低下の進行
⑤指のこわばりはホルモン剤の副作用かそれともリウマチか?


①について
医師もなるべく輸血は避けたいと考えておられました
しかし、どうしても輸血が必要になったら仕方がないとのこと

②について
子宮全摘になる可能性があるかもしれない
しかし、全力で子宮を残すよう努力すると言ってくださいました
以前、卵巣にチョコレート膿腫があると診断されていましたが、
術前のMRIではホルモン剤の影響で消えているようだと…

③について
カメラを用意して下さいと言われました
術後見せていただけるそうです(主人に写真を撮ってもらうようお願いしました)

④について
5ヶ月の使用なので問題ないとのこと

⑤について
ホルモン剤の効果がなくなる2~3ヶ月経っても症状があるなら病院で検査することになりました


説明が終わった後、主人とじっくり承諾書の内容を読み返し、署名後、看護師さんに提出しました