数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(165)  再会

2019-09-09 16:53:11 | 漫画のシナリオ
(165)再会

四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物
香奈(30) 170㎝。人妻で図抜けた美人。数の子天井のものすごい名器で愛用の香水はプワゾン。

須藤良子(12。小6) 165㎝。髪をポニーテールに結んだ目を瞠るような美人。

N=ナレーション


○修一宅(三階建てマンションの三階の角部屋)

   快晴の空の絵にミーン、ミーンとセミの鳴き声と修一のN
N『真夏のキンと音がするような真っ青な空を眺めるのが好きだ』

   駐輪場に停めてあるアパッチの絵に、
N『なにかいい事が起きそうな気がして心が浮き立ってくるからーー』

   玄関を全開にしてドアにストッパーをかませてある絵(玄関内にはスニーカーが1足あるのみ)。

   裸にトランクスだけの姿で、ブルーツゥースイヤホンで音楽を聴きながら、ベランダで空を眺めてる修一を玄関口からの視点で描いた絵。

   額から汗を流し、まぶしげに瞼を閉じて強い光を浴びる修一の絵に、
N『汗でダーダーになっても俺は何時間でも青空を眺めていられる』

   ひさしの裏にとまったB1が、太陽に向かって伸びをする修一を見ている。

   ブルーツゥースイヤホンから♪が流れてる絵のアップに、
N『バニラフアッジのユー・キープミー・ハンギングオン。よくぞこんな斬新なアレンジができたもんだ。ド迫力のこの曲がマイブームでほぼ毎日聴いている』



○修一宅の近所の住宅街

   住宅街の絵に香奈のN
N『興信所に調査を依頼したらびっくり!』『格闘家で芸能プロも経営してて、超お金持ちだったとは・・・』

   尚も住宅街の絵に香奈のN
N『すごい人と出会ったものだ。クズ男と遍歴を重ねた末にやっと出会えた男の中の男だ』
『この出会いを大切にしなきゃ』

   ノースリーブに膝丈のフレアースカート姿でハンドバックを腕に引っかけ、スマホで地図を見ながら住宅街を歩いてる香奈のN
N『グーグルマップじゃこの辺なんだけど・・・』

   ハンカチで額の汗を拭いながら修一宅を探す美しい香奈を見て、通りすがりの中年男が驚嘆し(おっ、女優か?・・・)と呟く。


   同、修一宅

   修一宅の一つ下の二階の真ん中の部屋のドアがそっと開く。

   良子(12)が顔だけ出し、怯えたように辺りを伺う。

注、足が長くスタイル抜群。薄幸そうな影があり、二の腕と腿にうっすら青あざの跡あり。

   Tシャツに短パンの良子が通路を探検するように各部屋のドアを伺って歩く絵にN『須藤良子。12歳』

   三階への階段を上がって行く後ろ姿。

   階段と通路の境のドアを開け、三階への通路へと出る。

   通路の端の修一の部屋のドアが開けっ放しになってるのに気づく。

   良子がそっと修一の部屋を覗いたのを室内から見た視点で描いた絵。

   良子、風にたなびく白いレースのカーテン越しにベランダでこちらに背を向けて空を見上げてる修一を凝視する。

   憑かれたように修一の後ろ姿を見つめる良子の顔のアップ。



   同、住宅街

   香奈、ハンカチで汗を拭いながら、10m先のマンションのベランダに修一が立っているのに気づく。

   修一、ベランダの下から「やっほー」という声がした事に気づく。

   修一、ん?という顔で下を見下ろす。

   こちらを見上げ嬉しそうに手を振ってる香奈に、修一も笑顔で手を振り返してる絵にN『やっぱりいい事が起きた』

   修一が指を指して入口を教えると、香奈が修一を見上げたまま嬉しそうに、うんうんと頷く。

   マンション内の階段を上がる香奈を下から煽って描いた絵に呟き、
  (ああ、胸がドキドキしてきた・・・)

   期待に胸を膨らませた顔で階段を上がりながら、
香奈(彼の言いつけ通りノーパンで来たけど今日ヤラれちゃうのかしら・・・)

   頬を染め、
香奈(そうなったらいいな・・・)

   ふくらはぎのアップに呟き、
  (迫られたら一応は抵抗して見せた方がいいのかな?・・・)

   張りつめた尻のアップに呟き、
  (いや、そんな事したら、そうか、とあっさり引き下がって永遠に無視されそうな雰囲気があるし・・・)

   香奈、三階通路に出た時、修一の部屋の前に立って室内を見てる良子に気づく。

   側に立った香奈に「こんにちは」と挨拶され、香奈の存在に気づかなかった良子がビクッと驚く。

   慈愛に満ちた表情で、
香奈「背が高いから中学生にも見えるけど年はおいくつ?」

   頬を染めてとまどい、
良子「・・・12才です」

香奈「6年生か、身長は?クラスで一番背が高いでしょ」

良子「(頷き)165㎝です」

   同、室内

   修一、ベランダのサッシを閉めながらリモコンをエアコンに向けてピッとスイッチを入れる。

   同、玄関

   香奈が少し屈んでドアストッパーを外しながら「すぐに私の身長を追い越しちゃうわね」と言う香奈の後ろを、良子が階段の方に向かって駈け出す。

   良子が階下へ続く扉をガチャと開けるのを好奇心に満ちた表情で見て、
香奈(もしかしたら私のライバル?・・・)

   玄関内で、こちらに背を向けて屈み、ドアを閉めながらドアストッパーを下に置き、
香奈「いつもドアを開け放っしにしてるの?不用心じゃない?」

修一「ベランダとドアを開けてたら風が部屋を吹き抜けてエアコンより気持ちええんよね」

   屈んだ香奈の張りつめた尻のアップに修一のN『香奈が玄関に入った瞬間、なんとも言えない、いい匂いがしてチ○ポがビクンと脈打った』

   立ち上がりながら振り向いた時、修一の股間が勃起してるのに気づき、
香奈(お・・・!)

   頬を染め、動揺を隠すように、
香奈「よく家を見つけたでしょ?」

修一「興信所を使ったのか?」

香奈「(頷き)バイクの形と高校生の二つのキーワードですぐに探し出せた」

   無表情で香奈を凝視し、
修一「俺を探し出した興信所のヤツ、始末せにゃならんのう」

   ぎょっとし、
香奈「えっ!・・・」

修一「知られたらまずい事が色々あるからのう」

   あ然と彼を見てる香奈に、
修一「冗談じゃ」

   ほっとし、
香奈「貴男ならやりかねないから本気でびっくりしちゃった」

   2人、玄関に立ち尽くしたまま見つめ合い、
香奈「修ちゃんって呼んでいい?」

   修一、頷く。

   香奈をまじまじ見つめる修一の絵に、
N『この前は気づかなかったが、なんと凄みのある美人だろう』

   香奈の下半身のアップに、
N『それに、たおやかに脂がのって今がまさに旬の、ヤッて下さいと言わんばかりの身体じゃないか』

香奈「そんなに見つめられたら恥ずかしい・・・」と恥らう香奈の顔のアップに、
N『プワゾンか。香水のセンスも申し分なし。ぶっ倒れるぐらい、いい匂いだ』

   恥じらいを滲ませ、
香奈「上がれって言ってくれないの?」

修一「おお、香奈の美貌に見とれて気がつかんかったわ」

修一「狭い部屋じゃが上がって上がって」

   嬉しそうに、
香奈「名前を覚えてくれてたのね」

   整頓された部屋を見回して感心し、
香奈「なんて綺麗に片付いた部屋。几帳面な性格なのね」

修一「ちょいと確認いたしまする」

香奈「え?」

修一「言いつけを守ったじゃろうの?」

   頬を染め、
香奈「確認してみたら?」とスカートのスソを持ち上げて太腿を少し見せる大ゴマに修一のN『おいおい、なに?このスピーディーな展開はーー』

        つづく


コメント
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