かもさんおとおり

仕事帰りの自転車からふとやった目の先の草むらに置かれた７つの卵。

「かもの卵なんじゃけどいりゃあ持って帰りんさい。」
「エッ　かもの卵なんですか。意外と大きいんですねー。」鶏の大卵ぐらいの大きさです。

かもかー　子供が小さいとき読み聞かせた絵本「かもさんおとおり」がなぜか懐かしくなった。

巣を作る場所を探してボストン上空を飛んでいた、かものマラードさんとマラードおくさん。チャールズ川の中洲が気に入り、水辺の茂みに巣を作りました。
巣に産んだたまごから８羽のひなが生まれ、マラードおくさんの子育てがはじまります。
ひなが大きくなると、ボストンの公園の池に移り住むことに。
チャールズ川から公園の池まで、仲良しのおまわりさんの助けも借りて、マラードおくさんと８羽のひなたちが大行進です。


「日がたっとるけえ腐ちょるかもしれんが・・・」
エッ　食えって？
無理無理　
焼け付くような太陽でなんだか孵化するんじゃないかと思った瞬間
「無精卵じゃけえ、かえらんよ」ですって。

薔薇姫とのお別れ

薔薇姫とのお別れの時がきました。
本当に良くついて来てくれましたね。
それぞれのお庭に咲く薔薇を想像しながら生きていきますよ。

薔薇が咲き始めみんなに配ってるＹさん
素敵なお庭に薔薇が配してあるＨさん
オープンガーデンを目指してる底抜け明るいＮさん
海の見える素敵なお庭で薔薇が咲くＭさん
薔薇園の草抜きのプロＴさん
薔薇は日が浅いけど洋服のスタイリスト忠治さん
目を輝かせて薔薇に取り組み天体にも詳しいＮさん
英語の先生もしてもらった大竹のＨさん
一番古くから私のアシスタントしてくれたＫさん
ご兄弟で勉強会に参加されたＢさん
一番新しい薔薇仲間のＩさん

有り難う
忘れないよ！

瀬戸に出航

お別れになる瀬戸。
酔い止めも飲んだし準備万端。
曇りだけどかなりの気温。
波は静か。

今日の仲間は船長｛いつもは聴診器｝、甲板長｛いつもはカメラ｝船員｛若い医者｝と船員｛私｝。
船長はメスを持ち舟のクルーザーのハンドルに変えて出航。



気温はぐんぐん上昇。
うーん　日焼け止めはきかんかも？

戦艦陸奥の姿が魚群探知機にくっきり。

情島まで暴走。

釣果は・・・・・・・・｛知りたい？　　鯵全員で７匹｝
でも瀬戸の潮風は体いっぱいに。

あくる日は足腰もふらふら、熱中症気味。
「先生　楽しかったよ！　でも水深５０メートルは体力限界でーす。」

恩師

小学校４年生の担任の先生は８８歳で現在お元気。
岩国近郊に住む９名が先生を囲んで食事会をした。
小学校の時は随分大人に見えた先生がなんだか「ボーイフレンドです」って知らない人に紹介しても違和感なしってゆうのは？
先生が若いのか？我々が年なのか？
昔先生はかなりのイケメンでしたよ。
絵を得意としておられ、和凧の絵では海外にも進出されてるとの事。
海鮮のバイキングを堪能しつつ皆は小学生にタイムスリップした数時間でした。

数十年ぶりに仲良しだった友とも会えた。懐かしかったよ。

夕食を兼ねて山賊までのドライブのおまけももらった。

持ちきれないほどの思い出ができるぞ！

先生ごめんなさい。先生はお腹だけが写ってるんです。

お別れ遠足

小雨決行の遠足。
目的地「宮島」に上陸したのはお昼前、さっそく重過ぎず軽過ぎずの食事を。
注文してから３０分は過ぎたけどいらいらどころか話が尽きない。

「あのね　昨夜トイレに行こうとベットから降りたら反対側に降りてそこに置いてある脚立に足つっこんだんよ。親指がいとうて・・・」
「目が覚めて景色が違うなって思ったら逆さまにひっくりかえっとるんよ。どうしてなんじゃろう？狭いシングルベットなのに。」
爆笑。

寝てる時の元気は起きてる時の過信につながるよ。
あぶない！あぶない！

草ふぐらしいのが潮に乗って回廊の下へと入ってきている。

清盛神社にも足をのばしたし、コーヒータイムは、こじゃれたイケメン？の店で。

今日の遠足兼ねてのストラップ買いはご覧のとうり達成。
東国への土産でーす。

楽しかったよ！有り難う。

おさるのジョージ

子供達が小さかった頃古い武家屋敷に住んだ時のこと、お風呂が楽しくなるように壁
にジャングルに居る「おさるのジョージ」の絵をかきました。

引越しの準備で大切なものを整理してたら娘からの何枚かのカードの中に上のカード
発見。



「みっちゃん　かあさん　やっと貴女の言ってくれた、よっちゃんちに行きますよ！」

書いた絵を眺めた時は奇想天外な事をしたかなと思ったけど楽しい思い出です。

音

どれだけの友の足音が２年半の間にこの庵を訪れてくれただろう。
家族の若い猫「チーコ」は人嫌い。最初の頃は裏山に逃げ込んで友が帰っていくのを上から見届けて帰って来た。
最近は押入れに逃げ込むぐらいの距離で大丈夫。

寂しさとやりきれなさをいっぱいにした梅雨の雨音が今は思い出として心を打っている。

こんな日はでん君の出番。
歌わなくてもぜーんぶ出してるね。


旅立ちまで５０日余りのカウントダウン。整理しなくちゃ！

夢見る夢子

「夢子さん」なんて知らないうちに付けられたあだ名。
良くも悪くも考えにゃあならんあだ名だよねー。



スイスの絵本画家「エルンスト　クライドルフ」の描く世界。
この人の絵本を見てると知らない間にこの絵本の中に入ってる自分。

大好きなんだよなー。薔薇園はまさにその世界の中。

エッ　現実から離れて夢に偏るとこあるって？

解ったよ。少しは気をつけよー。

７０歳だから、もう夢の中を多ゆうても・・・。人に迷惑かけんようにだけどね。

眼

なんて名前の蜘蛛なんだろう？

アシダカクモかなー？
君は巣を張る種類じゃないよなー。
昆虫じゃなくて節足動物で、足は１～２本なくなっても大丈夫とも聞いたことあるなー。
そして雌の方が雄よりかなり大きいって事もね。
でもいっぱい出っ張ってるのは何かよーく解らんよ。

なんて　梅雨の日曜日、家族の猫共に起こされた私は取り留めの無い空気のなかで遊んだ。

「「おーい　くもの花ちゃん　しっかり蚊をとってね。ゴキブリはこの庵では見たことないけど君が退治してくれてるからかなー？君の眼に負けないように前をみるよ。心の目もね。見つめてくれてありがとう。」

無彩色の世界から緑に変わった裏山の緑に向かって深呼吸。