中央道恵那インターチェンジから多治見方面へ車で10分程度、JR中央線武並駅から線路をくぐり山の中へ向かうこと少し、それは突然目の前に現れました。
「岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場」です。
緑の中のクリーム色の建物はひときわ目立ちます。
今日は、岐阜県の完成検査があり、このあとリンクは12月3日のオープンに向けアイス準備が始まるということでした。
来春の夏シーズンオープン(インライン、フットサル等々)まで、リンクの確認ができなくなることから、GIA代表で私と水野さんで試走してきました。
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水野さんが写っている写真は、リンク側からセンターハウスを撮影したものです。センターハウスのエントランスはとても明るく、開放的です。ミーティングルームや食堂などがあるほか、デッキには観戦用のベンチが設置されています。テラス部分もあるので、雨天時の大会などの際には競技以外の時間、選手は濡れずに済みそうです。
センターハウスデッキから見たリンクです。写真では表現できないのですが、「とにかくきれいで美しいリンク」です。アスファルト部分の2本の白いラインが一周400mになります。その内側がアスコン舗装による滑らかな路面で、距離は未確認ですが1周300m台のようです。右端に記録棟、真ん中のグリーンはフットサルなどに利用できる施設となっています。外周の柵はアイス時のマットを設置するためのものであり、取り外しが可能です。
記録棟の手前のスタンド席ですが、何と2000席!あります。観客席はいろいろ合わせると2500席程度となるそうです。全国規模の大会が開催されても大丈夫です。
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ブーツを履いてワクワクしながらリンクに入ります。気になる路面を説明します。400mコースはいわゆるアスファルトです。荒さは写真のとおりで、もう少しきめ細かい舗装でもヨカッタかなとは思いますが、これでも十分速い路面です。木島平の路面よりは荒くなりますね。この先車は通らないわけですから(笑)路面が荒れることもなく将来的にこの状態が続くことでしょう。
そして、茶色の部分がアスコン舗装となっています。感じとしては尚子ロードよりも高速路面で、蘇南公園スケートリンクとほぼ同じ感触です。
そして、試走です。インラインスケーターとしてはおそらく初の滑走をさせてもらったことに感動しながら、最初はゆっくり回ります。リンクには5箇所ほど幅50センチの側溝がありますが、段差もほとんどなく、競技であっても76ミリ以上のウィールであれば問題なく通過できます。400mという距離は考えてみたら初体験になります。
国際ローラースケート連盟の競技規則ではこうなっています。トラックとはレースコースのことで、長さが125m以上400m以下であること・・・つまり規則上最も長いトラック(リンク)になります。その最も長いリンクは最初はクロスがうまく入らなかったのですが、数周回のうちにはRにも慣れスピードを上げることができるようになってきました。200mのリンクなどとはRはまったく違いますので、400はロード派にも十分戦えるリンクになりそうです。私の前を滑っているのは地元の強豪「岩村高校」アイススケート部の選手です。滑っているのがアスコン舗装の部分で、これはかなり回ります。気持ちよいくらいに滑れる感じです。高校生がインターバル練習をやっていたので、10本程度参加させてもらいましたが、生きの良い滑りと路面の良さに出るのは笑顔のみ・・
この恵那スケート場ができて一番喜んでいるのは、この地元の高校生達でしょう。
岐阜県スケート連盟の光岡理事長が指導されている彼らは、今まで岡谷とかMウエーブへ行かないと本格的な練習ができない状況でした。そのような悪条件の中でもインターハイや国体で好成績を残してきたわけですが、もうそんな苦労はいらないわけです。しかも夏場にもインラインで練習ができるのです。
さぁ、この恵那スケート場ですが、いろいろ楽しめそうです。今日滑ってみてあれこれ浮かんできます。
もちろんリンクでの大会は当然ですし、夜間照明も完備されていることから大自然の中で「サンセットインラインスケート大会」なんていうことも夏場にはできそうです。夜間照明の中を大勢のスキンスーツが滑る姿は、想像するだけでワクワクします。:でも、夜間使用は当面はダメのようですから、これは夢ですが・・・
いつもやっているワークショップも、ミーティングルームで講義をやり、その足でリンクに出れて実習が可能となります。
このようにハードとしてはとても楽しみなスケート場ですが、不安もあります。岐阜県のインライン愛好者はやはり岐阜方面が多いことから、高速で1時間30分という距離は近くはないということです。現在、東濃方面で活動しているスタッフがいないということもあります。しかし、このことは、今後講習会などを開催して地元愛好者が増加していけば自然と解決できることだとは思います。・・
そして何より期待することは、アイスとインラインの交流です。インラインからアイスに参戦したチャドヘドリックはあっという間に世界オールラウンド選手権で優勝しましたし、そのほかにも多くのインラインスケーターがアイスに参戦しています。
また、日本でも2004までの日本代表「風巻大翼選手」は、昨年からアイス(ショート)に参戦し、国体出場はもちろん都道府県対抗で8位に入賞しています。そして、私の多くの友人が冬のアイススケートと夏のインラインスケートを両立させています。
インラインの歴史は、アイスに比較すれば比較することもできないほど歴史は浅いわけですが、こういった結果を見ていると両方行うことはマイナスではなく、かなりプラスになると思えるのです。
夏のインラインスケートをここまで考慮したアイススケート場は全国初だと思います。インラインスケート界では岐阜は全国でも最も盛んな場所です。その岐阜にできた恵那スケート場はアイスばかりでなくインラインにとっても競技力の向上と、そして何よりインラインの普及のために活躍してくれることでしょう。
「岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場」です。
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今日は、岐阜県の完成検査があり、このあとリンクは12月3日のオープンに向けアイス準備が始まるということでした。
来春の夏シーズンオープン(インライン、フットサル等々)まで、リンクの確認ができなくなることから、GIA代表で私と水野さんで試走してきました。
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水野さんが写っている写真は、リンク側からセンターハウスを撮影したものです。センターハウスのエントランスはとても明るく、開放的です。ミーティングルームや食堂などがあるほか、デッキには観戦用のベンチが設置されています。テラス部分もあるので、雨天時の大会などの際には競技以外の時間、選手は濡れずに済みそうです。
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ブーツを履いてワクワクしながらリンクに入ります。気になる路面を説明します。400mコースはいわゆるアスファルトです。荒さは写真のとおりで、もう少しきめ細かい舗装でもヨカッタかなとは思いますが、これでも十分速い路面です。木島平の路面よりは荒くなりますね。この先車は通らないわけですから(笑)路面が荒れることもなく将来的にこの状態が続くことでしょう。
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そして、試走です。インラインスケーターとしてはおそらく初の滑走をさせてもらったことに感動しながら、最初はゆっくり回ります。リンクには5箇所ほど幅50センチの側溝がありますが、段差もほとんどなく、競技であっても76ミリ以上のウィールであれば問題なく通過できます。400mという距離は考えてみたら初体験になります。
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この恵那スケート場ができて一番喜んでいるのは、この地元の高校生達でしょう。
岐阜県スケート連盟の光岡理事長が指導されている彼らは、今まで岡谷とかMウエーブへ行かないと本格的な練習ができない状況でした。そのような悪条件の中でもインターハイや国体で好成績を残してきたわけですが、もうそんな苦労はいらないわけです。しかも夏場にもインラインで練習ができるのです。
さぁ、この恵那スケート場ですが、いろいろ楽しめそうです。今日滑ってみてあれこれ浮かんできます。
もちろんリンクでの大会は当然ですし、夜間照明も完備されていることから大自然の中で「サンセットインラインスケート大会」なんていうことも夏場にはできそうです。夜間照明の中を大勢のスキンスーツが滑る姿は、想像するだけでワクワクします。:でも、夜間使用は当面はダメのようですから、これは夢ですが・・・
いつもやっているワークショップも、ミーティングルームで講義をやり、その足でリンクに出れて実習が可能となります。
このようにハードとしてはとても楽しみなスケート場ですが、不安もあります。岐阜県のインライン愛好者はやはり岐阜方面が多いことから、高速で1時間30分という距離は近くはないということです。現在、東濃方面で活動しているスタッフがいないということもあります。しかし、このことは、今後講習会などを開催して地元愛好者が増加していけば自然と解決できることだとは思います。・・
そして何より期待することは、アイスとインラインの交流です。インラインからアイスに参戦したチャドヘドリックはあっという間に世界オールラウンド選手権で優勝しましたし、そのほかにも多くのインラインスケーターがアイスに参戦しています。
また、日本でも2004までの日本代表「風巻大翼選手」は、昨年からアイス(ショート)に参戦し、国体出場はもちろん都道府県対抗で8位に入賞しています。そして、私の多くの友人が冬のアイススケートと夏のインラインスケートを両立させています。
インラインの歴史は、アイスに比較すれば比較することもできないほど歴史は浅いわけですが、こういった結果を見ていると両方行うことはマイナスではなく、かなりプラスになると思えるのです。
夏のインラインスケートをここまで考慮したアイススケート場は全国初だと思います。インラインスケート界では岐阜は全国でも最も盛んな場所です。その岐阜にできた恵那スケート場はアイスばかりでなくインラインにとっても競技力の向上と、そして何よりインラインの普及のために活躍してくれることでしょう。