大会終了後、GWに入ってしまい、なかなか書けなくなってしまったので、今日は何とか私から見た全体の感想などを書きます。100mについては、昨年の尚子ロードで初めて開催し、今年2回目でした。私自身短距離は苦手なんですが、「面白い!」・・正直な感想です。直線のみで勝負がつくこの競技は、クロスの技術や心肺能力もとりたてて必要ない一方、ダッシュの技術とスケーティングへの移行技術が物を言います。他のトラック競技やロードとはまったく異なる次元での勝敗を争う競技ということです。岐阜の定番になると思います。今後は、スタート時のルールの明確化と、風速制限など考えていかなければならないレベルに来ていると思います。ひとまず、目標としていた10秒台が出て一安心です。しかも、長良レーシングからの2名なので、さらによかった・・というところです。そして、トラックレースです。今回驚いたのが、小学生クラスのレベルの高さです。スピード、技術何を見ても昨年までの尚子ロード大会とは異なっていました。・・・・もちろん、ロードでは、子供の場合体格的なところでのスピードの伸びなどがないということもありますので、単純比較はできませんが、それにしても、今大会のレベルは高かったと思います。印象に残ったのが、女子ジュニアの松島選手です。最近、子供でもやたら駆け引きにこだわるレースがある中で、まったくこだわらず、最初から先頭を確保しての勝利でした。見ていて本当に気持ちよかったです。男子ジュニアの渡辺・子安・松兼選手の場合は、クロスの技術が見ていても大人顔負け・・すばらしい。これで、体格的なところがついてきたら相当速くなりそうです。今回参加した選手の中から、間違いなく次の世代の日本代表が出ると思います。一方で、あまりにも子供たちのレベルが上がりすぎてしまって、いわゆるビギナーの小学生たちが大変となっていることも事実です。昨年、長良川大会でそういった子供たちのためのクラスを作りましたが、もはや、この大会でも必要なのかもしれません・・・クラスが多すぎるというのが悩みなのですが、この先の課題です。思いきって、「全国小学生大会」でも開催して、クラス分けを多少細かくしたり、経験年数ごとなどで区分することもありかなと思います。・・大人は全員ボランティアですね。(笑)ジュニアハイは、相変わらず参加選手の少ないことが悩みです。これは学校のクラブ活動に影響しているのですが、 学校にクラブを作るというのは現状困難なので、やはり「クラブチーム」での活動をしっかりやっていくことが必要なのではないでしょうか。せっかくジュニアクラスで育った選手が消えていくのは困ります。今回、女子の中澤選手は、前日の転倒による怪我が心配されましたが、まったく関係なかったです。気持ちが入ってました。そして、男子の関選手の頑張りはすばらしかった。昨年までの滑りとはまったく変わってました。マテリアルの変更がよかったということもあると思いますが、やはり、本人のやる気なんではないでしょうか。男子オープンシニアは、順当な結果だったと思いますが、大橋選手はやはりスキー明けの影響か、元気がなかったです。・・・(4月開催は、スキーヤースケーターにとっては辛い時期なんです。)スーパーシニアの皆様には、何も言うことはございません。敬服いたします。女性唯一ご参加の中村選手は、大阪からお一人でお越しいただきました。そのパワーを見習いたいです。40そこそこで「歳だ」とは言ってられませんね。女子オープンはじめ女性クラスは、いつものことですが参加者が少なくて悩んでいます。シニアクラスは、今回はエントリー「0」でした。この傾向を打開するためにいろいろ考えています。28日の上田さんのワークショップはターゲットを女性にしています。このほか、何か良い策はないでしょうか。家庭に入ってしまうと女性はなかなか難しいということで片づけてしまってはいけないと思います。日本の他のスポーツでも同じ傾向です。でも、ママさんバレーとかバドミントンなんかは盛んなわけで、何かヒントはあると思います。そんな中、木下選手は参加前に少し悩まれたのですが、思い切って(無理矢理?)参加していただきましたが、「楽しかった」というコメントをいただいてます。(笑)男子オープンは、予想通り上田選手の貫禄勝ちで、タイムも10分を切ってきました。二位の猪野選手は、久しぶりに強い「猪野」を見せて頂きました。 長距離苦手のはずの松兼選手が三位に入ったのすばらしかったと思います。このクラスも全体としてレベルが上がってしまい、いわゆるビギナーを卒業されたばかりの方にとっては辛いクラスとなっています。長良川大会で一昨年設けた「オープンエキスパート」の再設置が必要なのでしょうか・・・長良川独自のカテゴリーである四輪クラス継続のためにも、策を考えなければなりません。・・クラスをできるだけ増加させずに何か良い方法がないものでしょうか。 シニアエキスパートは、少数精鋭の戦いでした。序盤の板東選手と鶴田選手の飛び出しは迫力がありました。そして、最近のシニアEXは鶴田選手がレースを作っているかもしれません。誰にも引かせない・・「自分が勝つならこの勝ち方」という気持ちが伝わってきます。結果は高山選手の圧勝に終わりました。他の選手との違いはコーナーでの加速です。見ていてはっきりとわかりました。それにしても11人中、10人が10分台ですから、オヤジたちは頑張っていると言って良いでしょう。ヒゲさんは僕がいないとダメかな(笑)今回は運営上の都合で私は参加出来ませんでしたが、出ていても撃沈していたと思います。 女子エキスパートは、丸山選手が一人旅ながら9分10秒ですから、やはりすごいです。他の4選手の皆さんも慣れないリンクで5000mを激走していただきました。 以上ですが、とりとめのない文章になってしまいました。 今大会、運営上の問題点はありましたが、わかったことは、このクリスタルパークは選手から見ても、運営サイドから見ても「とてもすばらしい施設」だということです。GIAとしますと、岐阜市からの距離的なこともありまして、なかなか大変だとは思っていますが、この先地元にインラインが浸透していけば、地元の皆さんによる大会開催ができることになります。そうなることを願っています。