古い書類を整理していたら、面白い新聞記事が出てきました。 1999年の記事なので、かなり古いですが、こんなことが書かれています。
調査対象は、アメリカ6都市約千人。分析した人はペンシルベニア大学病院の医師 ① 過去にインラインスケートで怪我をした人は一割超 ② その中の6割以上が病院で手当を受けている ③ 骨折と打撲が怪我の4割 ④ 身体の個所では手首が一番多い
⑤ 怪我人で多いのが「自称上級者」
⑥ 週に十時間以上滑る人は、週一、二時間の人に比べ怪我をする確率は4倍
⑦ 公園や路上に比べ、傾斜がある場所の危険は8.5倍
⑧ フルプロテクターつけているスケーターはわずか6パーセント
⑨ 初心者も上級者も適切なレッスンを受け、技術を上達させることが怪我の防止につながる
⑩ 1996年に愛好者は20%増えているが、怪我人は3%しか増えていない
⑪ 防具を身につけ、力量にあった滑りをするのが何よりの怪我防止
さて、内容で特段驚くようなことはないと思いませんか・・・つまり、みんなが普段から感じていることは、やはりそのとおりということです。
ただ、気になる記述は「⑨初心者も上級者も適切なレッスンを受け、技術を上達させることが怪我の防止につながる」・・・これですね。 納得です。
そして「⑩ 1996年に愛好者は20%増えているが、怪我人は3%しか増えていない」・・・インラインは安全であるということを、数字で示しています。・・・最近は、さらに道具の性能が向上していますので、率はもっと下がるかもしれません。
インラインスケートについて、このような分析を継続的に行い、そして公開していかないと、スポーツとしてそして競技として、認知されないのではないでしょうか。