LSD

InlineSkate and FC GIFU and Run

箱根駅伝雑感

2008年01月08日 | インラインスケート

スポーツナビに、関東学生陸上競技連盟(学連)の青葉昌幸会長による今年の箱根駅伝の大会総括が掲載されていました。

結果論ではありますが、棄権した3大学については、棄権するなりのシグナルがあったということが書いてあります。

監督は鬼になってでも、選手起用は慎重になすべきであったということのようですが、学生という限られた期間での限られた大会ですから、当事者の立場になって考えるとなかなか難しいと言わざるを得ません。

早稲田のエースというか、この先の日本のエース竹澤選手も3区で区間賞を取りましたが、彼も怪我を抱えての参加であって、一歩間違えば結果はどうなっていたかわかりません。

日本シリーズで、完全試合直前の投手を交替させた落合監督の采配がありましたが、これはプロだからやれたことですし、押さえの切り札選手がいたからできたことで、プロだから多くの人に納得されたわけです。

現状の箱根駅伝では、実績のある選手を多少の不安から引っ込めて、力に差がある2番手の選手を起用してそれなりの順位を出しても監督は評価されないでしょうし、選手達もそれなりの評価をされるだけでしょう。・・・すべては結果論です・・そういう意味では、アマである大学駅伝がプロ化してしまっているといえます。(事実、テレビでの取り上げ方や観戦の仕方はアマというレベルではなくなっています。)

だから、この先も今年のような事態は起こってしまうと思います。各区間がほぼ20キロ以上という長い距離の駅伝は他にはないわけで、水分補給の回数を増やすなどの対策を取っても、あまり状況は変わらないと思います。

まぁ、一駅伝ファンとすれば、劇的な逆転があったりするわけで、・・・しかも、出身が地元の選手であったりするとついつい熱が入ってしまうわけです。

素人が生意気なことを言えませんけど、安全にやろうと思うなら、各区間の距離を短くするしかないと思います。

で、我々プロではない競技者が気を付けることは、不安があれば無理をしない、棄権する勇気を持つことではないでしょうか・・・

毎年、マラソン大会で死亡するランナーがいますが、普段より練習不足であったり、体調不良であったり、あるいは前日に深酒したりと、結果論で原因が判明するケースがあるようです。自分だけは大丈夫・・・これが一番危険です。

楽しむべきスポーツで死ぬなどということはあってはなりません。気を付けましょう・・・