警視庁公安部外事課/勝丸円覚/光文社/2021
庶民には馴染みのない、警視庁公安部外事課の警官と、大使館関係者、スパイ工作員の係わりを実体験ベースで纏めた、真実味溢れる本。
真実を書きすぎると、身バレする可能性があるためか、著者は肝心な部分をぼかして纏めているが、それでも結構読める。
著者は、公安警察官に必要な資質として、①健全な愛国心、②質素な生活、③家族愛を挙げている。ただ、これらは、どの職業についても当てはまることである。
著者はまた、公安捜査員に必要な資質として社交性を重要視している。素性のわからぬ外国人との間で信頼関係を築き情報を得るには、社交性が欠かせないということである。
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