心の年輪

去年から休日を利用しては、大自然の深奥に出かけていま
す。私の住む家自体が地方都市の田舎にあるのですが、
ここから更に車で１時間も走りますと、手付かずの大自然が
広がっています。　
せっかく行くのですから、自然の風景写真を撮っています。
何故か今の自然を撮影して残しておきたいと感じたからで
す。私の感じるままのアングルで撮影しています。
昨日はカメラに詳しい知人と共に出かけていました。
私はカメラの趣味が無かったので、現在の沢山の機能が有
る一眼レフデジカメの事が分かりません。　動きの有る清流
の撮り方や照度調整について習っていました。

冬場の枝葉が無い状態の山は、稜線が明確なので山々の
織り成す地形が分かりやすくて眺めていても飽きません。
日本は本当に剥げた不毛な山が少ないです。
日本と同じ様な緯度にある国でも、不毛な山並みの国が多
いです。特に韓国などは禿山が多いと思います。
繁殖する木々の量と、精霊が存在する多さは比例すると感じ
ます。　日本は放っておいても雑木や植物が繁殖しやすい
国です。
これは日本の国が持つ大地の霊性と関係します。
人間の肉体も毛細血管が多く、熱を持つ大事な箇所ほど毛
が生える仕組みがあります。頭・わきの下・・・アソコ。
日本の大地に木が自然に生えるのは、大地が生きていて
活動している証拠です。
私達は大きな生き物の上で生活しているのです。

木材は年輪が細かいほど良いとされます。
１年で年輪が１つです。　同じ杉の木でも、九州の暖かい所
で育つ木材は、１０年の年輪で柱が１本取れる太さに成りま
す。ところが秋田などの寒冷地では、１本の柱が取れる太さ
に成るには、最低でも３０年以上掛かります。
量産化された１０年輪と自然の３０年輪では、値段も違いま
す。木材の耐久性は年輪と比例しますので、細かい年輪の
柱ほど長持ちします。
人間の心も苦労を明るくこなして、心に年輪を刻んだ人ほど
精神的に強く成っていきます。
心の場合は長持ちどころか、永遠性を手に入れるかも知れ
ません。

生かして頂いて　ありがとう御座位ます

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