「知らなかったでは済みません」(2010-08-22)
8月18日ごろから白山山頂より一人で下山していた東京の男性が、行方不明となっていましたが、昨日無事に発見されました。
登山道から150mほど斜面を滑落した場所で見つかったようです。衰弱されているようで、後二日ほど発見が遅れていれば、危険だったと思います。東京の人だと聞いていましたので、とても気に掛けていました。
白山神に対して男性の加護を思っていましたが、なかなか良い反応は降りては来ていませんでした。
やはり神山では、人間の何気ない行為(小便、ツバ吐きなど)が、場所により精霊の聖域を汚すことに成り、逆鱗に触れることがありますので注意が必要です。もし、我慢成らずに小便をする場合は、心中で謝ってから用をたすのが絶対に大切です。山の精霊は、すべての登山者の一挙手一投足を監視しています。
今回は、朝方に捜索していたヘリコプターが、男性が所持していた懐中電灯に気付くという非常に奇跡的な発見に至りました。
あの三県にまたがる広大な白山で、たった1台しかないヘリが、草の中の小さな明かりに上空から気付くとは、とても幸運だったとしか言えません。
白山は標高から誤解されて、近年は軽装で登山する人々がいるそうです。しかし、これは大きな間違いであり、雨具も含めたフル装備が必要な山です。登山道の距離は非常に長いですし、せまく滑落しやすい箇所があります。上からの落石も普通にありますので、軽いヘルメットなども必要です。また、野生の熊が非常に多い山でもあります。大きな音を鳴らす鈴の携帯が大切です。
白山に人間が登り始めたのは、泰澄大師(たいちょうだいし)が白山で修行を始めた、ほんの1300年ほど前からの新しいことなのです。それまでは、地元でも神の山とされて畏(おそ)れ多く、登山の風習すら無かったのです。
それが近年のパワースポット流行や、伊勢白山道の影響?で登山者が急増しています。
私がネットに現れた初期に明記していますが、私は白山を遠方から遥拝(ようはい)する事を好んでいます。もしかすると、もう白山登山を生涯しないか、あと1度ぐらいだと思います。
近年はTVや雑誌の影響で、全国の聖域や御神体の山に立ち入る人が増えています。
聖域=運気が上がる、では決して無いことを警告しておきます。
逆に、運気どころか寿命を縮める可能性が高いのです。
昭和の怖いもの知らずの行者で知られていた、金井南龍という宗教家がいました。彼は多くの有料先生を呪詛で倒し、自ら禁足の聖域に立ち入る行為をするので、その筋では有名な人物でした。
彼は京都の元伊勢(もといせ:伊勢神宮の原型)とされる、鬼伝説で有名な大江山に在る、三角形の禁足の神山とされる日室嶽(ひむろたけ)に入りました。
この御神体の三角山の中でも、古来から絶対禁足の斜面が在ります。そこに入った者は、年内に必ず死ぬとされる斜面です。彼は、あえてその斜面から登頂して下山するという往復をしました。その年内には死にませんでしたが、その後から急に病弱に成り、命が尽きるまで病とは縁が切れませんでした。
そこは鬼神の聖域でした。
やはり大自然の中には、人間を受け付けない精霊の世界が存在するのです。ただ普通の人には、それが何処なのか?が分かりません。
だから、昔から禁足地とされる場所には、素直に入らないことです。
近年では神社側が集金のために、わざわざ禁足地を有料開放している所があります。しかし、これは宮司の無知ゆえの罪です。多くの人間が知らずに不敬を働いて、逆に運気を失う可能性が高いです。宮司も死んでから、精霊の裁きを受けることでしょう。
みなさんも、公的に認められている進入=精霊が許可しているのでは絶対に無い、ことを知っておいてください。
素直な自己判断が、自分の人生を救います。
(感想)
最近、富士山の登山料を取るか否かが話題に上がっています。私は、絶対に取るべきだと思います。
学者が一人7000円の登山料を算出していますが、私は現実に5000円は最低でも徴収するべきだと思います。4人家族で、2万円です。これは大きな金額です。
この大金を払ってでも登りたい人間だけが、富士登山をすれば良いと思います。
富士山は、それに値するだけの霊山です。
富士山がゴミや人間の排泄物で汚されれば、それだけ日本の未来も運気も穢されると思っておいたほうが良いです。
霊的に、富士山=日本の象徴であり、その様相は国民の生活や女性性にも霊的に反射すると感じます。
そして、日本が色んな意味での霊的ヒナ形となり、世界の様相へも転写すると私は思っています。富士山は、古来から女神信仰の霊山です。
今月に入りまして、富士山を中心とした周辺で小地震が頻発しています。
火山学者によりますと、3・11大地震直後から富士山の周囲の地域で地下水が噴出するという現象が発生しています。これは水噴火という火山特有の現象であり、地下のマグマの圧力上昇は、最初に地下水を押し上げるとのことです。
今月に入って、水噴火で収まっていた状態から小地震へと、レベル上昇しているのではないかと想像します。
8月ごろから監視を強化し、来年からの自然現象を注視想定することが大切だと感じます。
読者から住まいの相談をよくされますが、私は数年前から太平洋に面した都市部、とくに関東については「賃貸」の利用を推奨していることを忘れないでください。
私が、マンションで選ぶ階数などを読者に返答していても、それは賃貸が前提であることを書いて置きます。住宅の新規購入は、あくまでも自己責任ですることです。
個人住宅については、東京ではとにかく火災対策が大事であり、いつか大地震が起こる前提での生活設計が大切です。
阪神淡路大震災後に発生した大きな問題は、地震で壊れた分譲マンションをどうするか?という問題でした。
修繕にしても建て直すにしても、多額の費用がかかります。住民の合意が必要ですが、マンション購入の住宅ローンが残っている上にそれはムリだと反対する住民が必ずいます。
世の中には色んな住人がいますので、大地震が原因でも住民同士の裁判や調停に10年も費やしたマンションがあったと報道されていました。
コノ世は、想定することで、色んな災難を避けることが可能です。未来は白紙です。
しかし、分かっていても、現実には動けないのが人間の社会生活です。金銭問題や仕事のために、これは仕方がないことです。その人間の人生から「来る」縁としか言えません。
だから、自分で無理なく出来る想定と対策をしながら、現状の中で頑張って生活をしましょう。
すべては必ず過ぎ去って行くのですから。
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