2020年 9月15日(火)
最初はお隣の県、奈良の大峰山系へ。
植林と二次林の境界、通過点みたいな所でした。
今日の山行、これで終了です。
春から初夏にかけて、また登ってみたいと思いました。
登山者は観音平で一名と法力峠で一名、会っただけで、静かな山歩きが出来ました。
2020年 9月15日(火)
2017年 6月18日(土)
梅雨入りしたけど空梅雨が続いている。
登山指数はA、ほぼ無風、絶好の登山日和だ。
登りたいと思いながらも、なかなか足が向かなかった大峰、釈迦ヶ岳に行くことにした。
十津川村国道168号線旭口から不動小屋谷林道経由で登山口まで入っていく。
峠登山口に午前7時前に到着。
ここですでに標高1300m。 綺麗なトイレ有り。
駐車場はほぼ満車状態であるが道路脇に路駐も可。
登山届を提出して午前7時、登山開始する。
少し登って駐車地を上から見たところ。
展望が広がる稜線まで整備された道を登っていく。
あんまり必要でない鉄梯子なども設置されていた。
登山口から30分弱で見通しの良い尾根となる。
ここからは、雰囲気の良いコースの始まり~。
バイケイソウがかなり多い。沢山の人が歩くから登山コースは見えてるけど 、もうすぐ覆いかぶさってきそうだ。
熊野方面。
展望がよくて歩いていても気持ち良い。
ブナの実。今年は豊作~ 🐻
予報通りの無風で青空、歩いているとちょっと暑い感じもするが、爽やかだ。
歩いて来た道を振り返る。いい景色だ!
前方には釈迦ヶ岳、大日岳、天狗山と南奥駈道の山が連なる。
こんもりしたバイケイソウの丘の上に「古田ノ森」の標識があった。
昔は木々が茂っていたのかな?
バイケイソウから笹原へ。釈迦ヶ岳が近くに見えるようになってきた。
またバイケイソウが多くなってきた。群生する中を進むと千丈平に着いた。
千丈平近くの「かくし水」。冷たい水で気持ちいい。
かくし水から少し登ると、奥駈道に合流した。 後200m程で釈迦ヶ岳山頂だ。
山頂近くには、トウヒが見られた。トウヒ林の中をモクモク登っていく。
前方にブロンズの釈迦如来像が見えてきた。
頂上に到着~。
錫杖と一等三角点がある釈迦が岳。 標高1800m
釈迦如来像。
大正13年、大峯のゴウリキ岡田雅行さん、通称『オニ雅』が3分割して一人で担ぎあげた。
のち平成19年に再び麓へ運び修復を終え現在に至っている。
錫杖の後方に七面山や弥山、八経ヶ岳などの山々が見えた。
山頂のシロヤシオが丁度見頃で、青空をバッグに沢山の花をつけていた。
今日は孔雀岳まで行こう。2つ目のピークが孔雀岳だ。ここから見てると近くのような気がするが・・。
釈迦ヶ岳山頂から下っていく。急な下りで、トラロープ が設置されていた。
コイワカガミ がまだ咲いていた。
林の間からこれから行くコースが見えた。
前方に岩場があり「馬の背」の表示がある。
足を滑らせたら、助かりそうもない岩場。 慎重に通過しよう。
今度は下り。
時々立ち止まり展望を楽しむ。
手前左が七面山、奥が八経ヶ岳、弥山。右は仏生嶽
近畿の最高峰、八経ヶ岳 をズーム。
そして、まだ下る~
⇒の方へ。さらに下り。
釈迦ヶ岳山頂から距離400m程で150 m弱下ってきた。帰りは激登り?(笑)
鉄鉢岩の巻き道に入る。
を鉄鉢岩、(別名:弥勒岩)を巻いて登ったところ。
鉄鉢岩の名の由来となった皿状の岩が左上に乗っているのが見える。
右にはモアイ岩。(笑)釈迦ヶ岳までのコースとは雰囲気が違うね。
大峯奥駈道の道標。
振り返ると 三角錐の釈迦ヶ岳と巻いてきた巨岩鉄鉢岩が見えた。(皿のような岩が乗っている)
ずいぶん降りてきた。
次のピークには「空鉢岳」の山名板があった。空鉢岳:標高 1710m
先ほどまで居た釈迦ヶ岳。ピラミッドのような形で聳えている。
空鉢岳から見える岩峰は、聖護院本山派により代々「空鉢岳」とされてきた。
その左の岩が「行者の座禅石」と言われているようだ。
登山コースの横斜面は切れ落ちているから滑落注意箇所だ。ここも滑らないように注意して通過する。
岩壁の荒々しい感じ。
岩場の横を廻り込むように通過する、ここは「椽ノ鼻(えんのはな)」と呼ばれているところ。
蔵王権現像。
この像もオニ雅が同じ時期に運んだひとつ。(3体運んでいます)
役小角が救世を願って呼び出したと言われている「蔵王権現」。
荒れた世を直すには優しさや穏やかさにあふれた神々では足りないとされて、強面で力強さにあふれた蔵王権現を召喚したという。
足元には役小角の像があった。
さらに進むと両部分け。
大峰山脈を巨大な密教曼荼羅だとし、ここの岩の裂け目を境として、北の吉野側を「金剛界」、南の熊野側を「胎蔵界」に分けた。
この地が両部分けの場所だ。
岩の裂け目、両部分け。
金剛界の方へ登っていく。
岩の上から振り返って見る。
この辺りもシロヤシオが満開だ。たくさん咲いていた。
「孔雀ノ覗」についた。
孔雀の覗き(前鬼覗き)からの景色。前鬼側の谷底だ。ジィーと見てると吸い込まれそうになる。
弥山方面と孔雀岳の表示があり、孔雀岳へ少し登っていく。
山頂近くに、赤みのさした珍しいシロヤシオが咲いていた。
もう終盤で花弁は傷みかけていたが、きれいな色をしていた。
孔雀岳 標高1779mに着いた。
ここで若者3名のパーティーが休んでいた。今日は小屋泊まりだそうだ。
私たちの予定はここまで。来た道を戻ることにした。
帰路もアップダウンなので、疲れる~(笑)
釈迦ヶ岳に戻って来た。
帰路は往路より早く到着した感じがする。ここで少し☕タイム。
ここまで帰ってくると登山者も多い。
さぁ満足したら下山しよう。
千丈平近くにテントが張ってあった。
近くで鹿が草を食べていた。この辺りは、人を恐れてない鹿が多いようだ。
鹿の群れもあちこちに。鹿にとって生きやすい環境なんでしょう。
下山途中で振り返って釈迦ヶ岳を見る。
素晴らしい山だったって思った。
古田ノ森を過ぎた頃に、林道がちらっと見え、ズームしたら駐車地がよく見えた。
まだかなり歩かないと着かないね。
展望の良いコースなので、景色を楽しみながら歩いたら、あっという間に駐車地に帰ってきた。
天気も良く、山頂の釈迦如来様に会えて感激の山行となった。
2016年 7月11日(月)
大峰山脈でも人気の高い山、稲村ヶ岳に登る。
山名の由来は、山麓の岩本谷方面から眺めると稲村ヶ岳(大日山)の形が稲むらに似ているから付いた名前らしい。
コース:母公堂近くの登山口~法力峠~山上辻~大日山~稲村ヶ岳~山上辻~レンゲ辻~覗谷出合~林道終点~清浄大橋~母公堂
メンバー:のぶりん・さなりん
洞川温泉街を抜けて母公堂を目指して車を走らせる。
母公堂に到着~前に駐車場がある。(有料)
お参りをしてから出発しよう。
母公堂から戻るように少し歩くと登山口の標識がある。
植林帯に咲くガクアジサイを見ながら登る。
整備された道で標識も多い。
ガクアジサイがまだまだ咲いていた。
さらに登っていくとガクアジサイからギンバイソウへと咲いてるお花が変わってきた。
お花見ながら、ゆっくりと登って行こう。
ギンバイソウ。
歩きにくい所には木橋があり、問題なく法力峠に到着した。
ここは観音峰への分岐でもある。登山口から、ここまで1時間20分くらいだった。
法力峠で一休み。
登山道にミゾホウズキが咲いていた。何処にでも見られる花だけど、黄色のお花はよく目立っていた。
「溝に生えて、果実がホウズキに似る」から、この名前が付いた。でも果実は見たことない気がする^^
時々ある桟橋を渡って進む。
前に見えてきたのは変形杉。
やっとマンモス君がお出迎えだ~
コースは植林帯から自然林に変わり、雰囲気がよくなった。
急勾配を登って。
崩壊しているところもあるので注意して通過する。
水場を通過する。
水場がある先で大きく廻り込むところがあるが、この辺りドアミと呼ばれているところか?
地蔵様も消失しており、よく特定できなかった。
そのあと大日山の尖がりお山が見えてきたから、この辺りだと思うが。
次の桟橋は、壊れかけ~
「注意」の張り紙は、必ず読んでいこう。
崩壊しているところが多い。
ごっそり地面が抜けているところもあり、注意した。
これが、張り紙に書いてあった崩壊した桟橋だ。
前から人の声が聞こえてきたので、立ち止まって待っていた。
来られたのは男性4人のパーティーで、先頭の方が「初めて人に会った~。昨日、吉野から登ったんやけど、だれとも会わんかったんや。」
と話された。私たちも、初めて登山者に会った。
4人のパーティーが通過した後、私たちも進む。
歩くのが危険な場所に桟橋が設置してあったのだから、当然狭くて歩きにくいが、注意して歩けば問題ない。
前方が明るくなってきた。
少し登れば、稲村ヶ岳山小屋がある山上辻に着いた。標高1550m。
小屋は営業していなかった。(4月下旬から11月下旬の土日のみ営業・収容人数30名)
これから先は食事禁なので、ここでランチにしよう。
ヒカゲチョウがベンチを独占していた。(笑)
その横のベンチでランチ~ お腹空いた~ コンロ禁なので、ちゃんと持ってきたよ。
お腹いっぱいになったら、レッツゴー
山上辻から大日山、稲村ヶ岳をピストンして、帰ってくる予定。
道脇には笹が多く見られるようになってきた。笹には花が咲いていた。
陽が射して、明るい雰囲気で気持ち良い。
大日山が近くに見えてきた。
ピンクのシモツケソウが咲いていた。
大日山東面にトリアシショウマがいっぱい。
大日山東面を巻いて 進んでいく。
大日山と稲村ヶ岳の分岐点、キレットに出たら大日山へ登っていく。
鎖や梯子、
トラロープ、
鉄階段などを登っていく。
まだ登る、木の梯子。
険しい山容であるが、これだけ梯子などを設置してくれてあるから、容易に登れた。
山頂までは、7,8分くらいだった。
祠の中には大日如来様が祀れれていた。
大日山を降りて稲村ヶ岳に向かう。この先の尾根に出たところが、御殿屋敷と呼ばれているところだ。
御殿屋敷から右方に向かうと、すぐに稲村ヶ岳の山頂展望台が見えてくる。
展望台へ上る階段の前に三等三角点がある。のぶりんタッチ~!
稲村ヶ岳山頂。標高1725.9m。
記念撮影も忘れずに!3,2,1パチリ!📷
ここにも、しっかり食事禁の立て札があった。
展望は360°の大展望だ。左から山上ヶ岳、地蔵岳、竜が岳と並んで見えた。
弥山、八経ヶ岳、手前のバリゴヤの頭、遠くに鉄山が見えている。
充分に展望を楽しみ満足したら、下山しましょう。
山上辻まで戻り、レンゲ辻へ向かう。
お花がたくさん咲いているので、歩みがゆっくりに。。(笑)
カラマツソウ。
コアジサイ。
途中、振り返ると、稲村ヶ岳と大日山が見えた。
今まであそこに居たと思うと、感慨深いね。
踏み後はしっかりと付いている。尾根を乗り越えるように登っていく。
乗り越えると、コバイケイソウが迎えてくれた。ほのかにいい香りがしてる。
レンゲ辻に到着した。女人結界門があるから、ここから先には進めない~。
山上ヶ岳には登れないわ。
レンゲ坂谷を下っていく。
階段や鎖のロープが設置してあり、整備されていると感じた。
嬉しい~ショウキランが咲いていた。
沢を渡渉するところが一か所あるが水量はそんなに多くない。
カエデやトチ、ブナの緑滴る道を気持ちよく歩く。
小さな滝が涼し気。
ヤマジノホトトギスがたくさん咲いていた。
木の階段道がまだあった。これなら容易に下れる。
前に見えてきたのは、林道だ。
林道に降り立ち、さらに林道を歩いていく。
山上ヶ岳への登山口である女人結界の門を右手に見て、さらに林道を歩いてスタート地点である母公堂まで戻った。
距離:14Km.
時間:9時間(休憩、探し物時間含む)
今日のルート