なかちゃんずの山歩き+α

夫婦で仲良く山へ登っています。

【富士山】7月24日 ついに富士山山頂へ

2010年07月28日 | 富士山

7月24日

登山者なら、一度は富士山に登ってみたい。いや、登山者だけでなく、古来、日本人に親しまれ、敬われてきた霊峰富士は誰もが憧れを持っている山だと思います。
一般的な富士登山の適期は、7月1日の山開きから始まって、8月26日の「吉田の火祭り
までだと言われています。

今回、夜行、日帰りで富士山に登ってきました。
周囲360°から、その美しい山容を眺めることが出来る富士山。
登山口は、4つありますが、今回、須走口登山道から登ることにしました。



東名高速の御殿場ICから須走口5合目へ国道138号ふじあざみラインを走っていきます。

すでに5合目駐車場は満車のようで、ふじあざみラインの道路片側に車が止まっています。一台止められるスペースがあったので、そこに止めます。外灯はないので、真っ暗です。



ライトを照らしながら、道路を40分位歩きました。5合目に着いた頃は、明るくなってきました。
おぉ~前に見えるのは、富士山だ!


新五合目の標高は約2000m。富士山の標高は3776㍍だから、引き算すると・・。
気合いを入れて、登りましょう!
今から登る方達が記念写真を撮ったりしています。



古御岳神社へ 無事に登山出来ることをお祈りして行きます。
 


樹林を抜ける頃に、太陽の光が射してきました。
予定では、もっと樹木がない所で御来光だったのですが、高速道路の事故渋滞で1時間半ほどの時間ロスがありました。



15分ぐらいで樹林帯を抜け、視界が開ける場所に来ます。
富士山が、見えました。

今日は雲があって、日の出はイマイチです。
 


前方に見える富士山に、登山者達は感激。ここで、皆さん立ち止まり、富士山の写真を撮っています。



ずーと富士山を見ながら登りますよ。
登山道は空いていて、とても静かに登れます。
4つある登山口から、このコースを選んだのも、他のルートに比べると利用者が少ないからです。



あっと言う間に新6合目小屋に到着です。
標高は2420mです。


 
ここは、長田山荘。まだまだ緑があります。
周辺には、ハクサンシャクナゲの自生群落がありました。



左手の方を見ると、下山者が砂走りで下っています。帰路がどこであるかが、よくわかりました。



溶岩の上に咲いた花などを見ながら登っていくと、本6合目の「瀬戸館」に到着しました。



ここでも、多くの登山者が休憩しています。
この辺りが森林限界です。



富士山に徐々にガスが上がってきました。


ガスが出たり、青空になったりしています。



大陽館に到着です。

大陽館は「太陽」ではなく「大陽」と書きます。もともとは「太陽館」だったそうですが、オーナーさんが「点でダメな山小屋」ではないようにしたい、ということで、点をとったのだそうです。
 
どこの小屋もトイレは有料です。ここは200円です。
標高が高くなるほど、トイレ使用料も高くなります。
 


雲が下に見えるようになってきました。



本7合目。見晴館。やっと標高3000を越えました^^
3200メートルです。



この辺りになってくると、登山者が急に増えます。
吉田口登山道からの登山者と合流します。
一気に賑やかになりました


山小屋に物資を運ぶブルドーザーが登ってきました。
登山者は道を譲って、歩きます。




ここは、本8合目です。酸素を使用している登山者がちらほらいました。




雪渓です。高さを実感します。



蟻の行列のように、ぞろぞろと登ります。
酸素も少ない為か、足取りも、皆さんゆっくりです。



きつい登りが続き、九合目を通過すると、鳥居が見えてきます。
この久須志神社の狛犬を通り抜けて鳥居をくぐると山頂です。



富士山頂上浅間大社奥宮と記された石柱。
山頂と言ってもここの標高は3,725m位です。
最高峰の剣が峰は火口の反対側にあります。
往復1時間はかかるので今回は断念しました。
 


登ってきた登山道には、まだまだ登山者の列が続きます。




山頂で休む登山者。お土産のお店や食堂が数件あります。



富士山火口。



山頂部は大内院と呼ばれる直径600メートル、深さ200メートル余りの大噴火口
囲むように8つのピークが集まっています。
その山頂部を一周するのをお鉢巡りと言いますが、普通に歩いて1時間半かかるので、今日は時間がありません。



火口周囲で遊ぶ登山者。



帰りのコースは、山頂から広い砂礫の道を下ります。
 


8合目、江戸屋まで下ります。ここで右手への道に入り、ジグザグの砂礫の道を急降下していきます。



砂走りの直前に、降りにくい急な下りがあります。



さあ、いよいよ砂走りに来ました。
大陽館を通り過ぎた七合目以下の部分に砂走りがあります。
 (標高2890mからスタート)
 


面白い程、ぐんぐん下がります。
 


ぐんぐん高度を下げて砂払5合目につきました。
早い早い♪
ここの鳥居をくぐり、ダケカンバの林を抜けます。



見慣れた景色がまもなく現れると、往路の登山道に合流しました。



数分で新5合のスタート地点に戻りました。





家に帰ってから、衣服を洗濯機にいれる時、何か落ちてきました。
ナント!富士山の石。
どこに入り込んでいたのでしょう。気づかず、伊勢まで持ってきてしまいました。
砂走りが、いかに砂と小石の道か、分かったでしょう。

記念の石になりました。大事にしよう♪