なかちゃんずの山歩き+α

夫婦で仲良く山へ登っています。

【北ア】乗鞍高原から乗鞍岳へ

2022年08月31日 | 北アルプス

2022年 8月22日(月)

梅雨が明けてからも雨が多く、まともに山行計画が立てられない、ころころと変化するお天気に1週間先の晴れは予想しにくいです。日帰りで登れる乗鞍岳なら、なんとか晴れ間を見つけて登れそう・・。ホテルを2泊予約して、どちらか天気の良い日に登ることにしました。

いつもは岐阜県側、ほおのき平からシャトルバスを利用するのですが、今回は長野県松本市安曇、乗鞍観光センターからシャトルバスに乗車することにしました。

こちらからは初めてなので、乗鞍エコーラインを走るバスの車窓からの景色も眺めたかったのです。
そして乳白色の乗鞍温泉もお目当てでした。

登山前日の昼前に松本市安曇の乗鞍観光センターに到着。

200台止められる無料駐車場があります。

明日のバスの時間を確認するため、乗車券売り場に行くと「本日、終日運休」と表示されていました。こんなに晴れているのになぜ?

係の方に聞いてみると、昨夜かなり雨が降ったので乗鞍エコーラインが通行禁止になっている

とのこと。当日雨が降ってなくても道路状況により運休になる、確かにそうですね。

安全第一です。明日は大丈夫かな?

運行するかどうかは、気象庁の天気予報を参考に前日の正午に決定するそうで、アルピコ交通のHPを見てくださいとのことでした。

この後、近くをブラブラ散策してから、ホテルの温泉でまったり~♨
乳白色の源泉かけ流し、乗鞍温泉は良かったです。

登山当日、シャトルバスは運行です。

今日は平日なのでAダイヤ、7時の始発に乗車します。

バスは2台来ていたので、ここから乗車する人は全員乗れたと思います。

料金は往復3300円で、どのバス停から乗車しても同料金です。

 

乗鞍エコーラインをバスは走っていきます。

乗鞍岳山頂付近が見えてくるとテンション⤴ます😊大雪渓も見えてきました。

 

鶴ヶ池の周囲を廻って、畳平バスターミナルが見えてきました。

 

乗鞍バスターミナルに到着です。

 

気温は12℃になったり13℃になったり・・・涼しいです。

 

乗鞍岳畳平、標高2702mへ簡単にアクセスできるなんて凄いですよね。

 

畳平のお花畑からスタートしました。

 

ウメバチソウ、昨夜は少し雨が降り花弁が濡れています。

 

トウヤクリンドウ、乗鞍岳では沢山見られます。

 

不消ヶ池、摩利支天岳が池に映ってます。雪渓は同じ位置に残るようですね。

 

エコーラインが見えました。ガスも上がってきた!

 

陽の当たる所のトウヤクリンドウは開花しています。

 

乗鞍岳山頂、剣ヶ峰方面にもガスが上がってきました。

 

肩の小屋。

ドリンクを飲んで、すぐに出発しました。

今日は昼からあまり天気が良くないみたいなので、早く登った方がいいです。

 

涼しいので快適な登りです。

近くを歩いていた年配の方は高山病になったようで、かなりきつそうでした。

 

日本第二位の標高にある権現池が見えてきました。

今日の形はハート池ぽい😄

 

剣ヶ峰が見えてきました。あと一登りです。

 

剣ヶ峰手前の蚕玉岳(こだまだけ)のピークを踏んで。

あらら、あっという間に剣ヶ峰へガスが流れてきました。鳥居が見えなくなっちゃった。

 

頂上小屋の前を通って

 

落石させないように注意して登っていきます。

 

山頂に着きました。朝日大権現が祀られています。

 

朝日大権現と背中合わせに乗鞍本宮社があります。

神職さんもいらっしゃいます。

 

御祭神は4神様

 

一等三角点

 

標高3026m 乗鞍岳の剣ヶ峰です。

乗鞍岳は北アルプス最南端に位置する火山群の総称で、最高峰が剣ヶ峰です。

 

山頂はガスで包まれました。皆さん、晴れ待ちです😅

私達も山頂で休憩しながら様子を見てましたが、あまり期待できそうもないかな・・

時間が勿体ないので下山することにしました。

 

まだまだ多くの登山者が登って来られてます。

折角登ってきたのだから晴れて素敵な景色を見てもらいたいな・・
権現池も全く見えなくなっていました。

 

コマクサが咲いていましたがもう殆ど枯れています。ライチョウが食べたかな。😄

 

肩の小屋周辺はトウヤクリンドウの花盛りでした。

 

ヨツバシオガマやオンタデ、ウサギギクも満開です。

 

ウサギギク

 

大雪渓でスキーをしている人達、雪が堅そうですが・・。

 

不消ヶ池が見える所まで下りてきました。

 

コマクサ、まだ見栄えが良いのもありました。

 

 

曇ってきたので富士山は見えないけど登っておきましょう。

 

富士見岳山頂。剣ヶ峰はまだガスで覆われていました。標高2818m

 

前方には大黒岳が。

そして大黒岳登り口近くには日本一標高が高い所にあるバス停があります。

 

乗鞍岳バス停「標高2716m」と名前が付いています。

ご来光絶景ポイントで、予約が必要ですが、ご来光バスも出ていますよ。

 

ここまで来たので大黒岳にも登りましょう。

 

ここからは山頂は見えないですね。

 

稜線を少し歩くと避難小屋があり、山頂の山名板がありました。

 

大黒岳です。標高2771m

 

りっぱな方位盤。

 

方位盤で山座同定しようにも、これじゃ見えないや。😅
でも青、白、緑の景色がきれい♪

 

空が…雨が降りそうな空に。朝一で来て良かった。

 

2時5分発のバスで帰る事にしました。

今度来るのはいつか判らないけど、乗鞍高原から乗鞍エコーラインでアクセスするのが楽だったので

またこちらから利用したいと思いました。

バスに乗ったら雨がぽつぽつ、タイミング良かったです。

 

 

 

 


【北ア】三股から蝶ヶ岳、蝶槍、日帰り登山

2020年10月01日 | 北アルプス

2020年 9月29日(火)

 
日帰りで北アルプスの蝶ヶ岳に登ってきました。
 
 
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平日ですが、登山口に近い駐車地に止めたいので、前日の日が暮れる前に駐車地に着くように
自宅を出発しました。(60台ほど駐車可)
ここが満車の場合は、600mほど下に50台止められる臨時駐車場があります。
 
今回は、Nバン初の車中泊です。
 
翌日、午前6時前に駐車場は満車になりました。
続々と皆さんが歩いて行きましたが、私たちはゆっくり目6:40に出発しました。
 
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駐車地から10分ほど歩くと、登山口です。
 
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常念岳、蝶ヶ岳分岐。
 
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吊り橋を渡って。
 
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吊り橋からの、沢。
 
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しばらく沢沿いの道。
 
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徐々に沢から離れ道なりに行くと、水場があります。「力水」
 
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蝶ヶ岳、三股コースと言えば、ゴジラみたいな木。
「お久しぶりでした!」
 
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常念岳ビューポイントが沢山あります。
 
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整備されていて歩きやすい。迷いようがない道。
 
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まめうち平に到着。ここで休憩タイムしました。
大きなザックのソロ登山者に、年配のカップルさんが休憩されてました。
 
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雨の後はドロドロになる道。
 
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枯れた蝶沢を通過。
 
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また常念岳の展望。
 
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この辺りから黄葉が美しくなってきました。
 
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花の時期もいいけど、紅葉の時期もいいです。
 
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第二ベンチ。
ここまで登ると、後少しです。
 
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最終ベンチ、ヒュッテまで0.9Kmになり、下山してくる登山者も多くなってきました。
 
 
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大滝山分岐。
 
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少し登ると、街が見えて、いい景色。
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山腹の紅葉もいい感じ!
 
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ハイマツ帯の先には、キャンプ地が見えてきました。
 
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ヒュッテの向こうには、槍ヶ岳~。
 
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まずは山頂へ。
標高2677m。
 
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山頂から富士山が見えました。
 
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ヒュッテとキャンプ地。
テントが少ないですね。
 
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穂高の山々と槍ヶ岳が美しい~。この景色を見るために登ったのです。
 
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ランチの場所は、ここで! 手作りのMyひめしゃら箸でカップ麺。
 
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奥穂、涸沢岳を見ていたら、下の方に小屋が見えました。
 
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ズーム~~。
北穂高岳の山腹にある涸沢小屋みたいです。
ここからの角度だと涸沢ヒュッテは見えないんですね。
この感じだと涸沢の紅葉も今が見頃のようです。
 
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素晴らしい景色を目の前にして、ゆっくりと休み過ぎました。
蝶ヶ岳三角点と蝶槍まで行かなきゃです。
 
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小屋の北側にある「瞑想の丘」。方位盤があります。
 
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蝶槍がぽこんと見えてますが、見た目より距離が長いかな。
 
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ここを登ると、三角点があります。
 
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着きました。
蝶ヶ岳、三等三角点です。標高2664.5m。
その奥には蝶槍が見えてきました。
 
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蝶槍に着いたら、外人さんがティータイムしていました。(;^_^A
ここ撮影ポイントなんやけど。
まぁ仕方ないか、人だけ移動してもらいました。
 
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このお二人。この場所でティータイムしたらリラックスできるよね。
下山の時、バイバイ♪って言ったら、日本語で「またね~。」だって。
 
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ヒュッテから14:12に下山開始しました。
まだ富士山が良く見えてます。
 
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急な木の階段ですが、地道より速く下りられるから、これもありかな。
 
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ゴジラみたいな木に「また来るね!」
三股登山口まで、あと1Km。
 
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吊り橋が見えてきました。
 
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16:50に登山口に着きました。
 
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林道の花を見ながら駐車地に戻りました。
 
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見えてきました。
 
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ただいま!
半分くらい空いたかな。
今から数台の車が入ってきて、車中泊の準備をしていました。
 
久しぶりの北アルプス、蝶ヶ岳を満喫できました。
 
歩行距離:15.7Km 
歩行時間:6時間30分
休憩時間:4時間
標高差:1400m
 
おしまい。

【北ア】焼岳・新中ノ湯ルートで日帰り登山

2019年10月12日 | 北アルプス

 2019年 9月14日(土)晴れ

 

三連休の前日、天気予報を見たら、明日は登山指数A!これは山に行かなきゃ!

メンバー:のぶりん・さなりん

山に行く予定をしていなかったので、夜に大慌てで準備し自宅を出発しました。
コースは、日帰りで登れる新中ノ湯ルートです。
登山口に午前3時に到着しました。早い目に来たつもりでしたが、20台くらい止められる駐車地はすでに満車状態・・(;'∀')
広い道路の路肩に車を止めて、朝まで仮眠することにしました。

朝になって見たら、路肩には車が増えていて、坂の上、下にずっと並んでいました。
三連休初日の土曜日、天気はいいし、それは混みますね。
中ノ湯温泉旅館から歩いて登って来られた方も多かったです。私たちは、ゆっくり準備をして出発しました。

 登山口は、路肩にとめてある白と車の間あたりから山に入っていきます。

 

登山口と書かれているのですが、文字が薄くなっています。

 

 朝の空気が気持ちよく道を歩いていくと、焼岳登山の注意書きがありました。

活動中の活火山であるということを念頭に置き、登山中も注意しないといけませんね。

 

サラシナショウマの群生やアキノキリンソウなどを見ながら歩きます。
半分終わっているミカエリソウの群生もありました。見頃の時期は綺麗だろうと想像します。

 

登山道には刈られた笹がありました。きっと連休に合わせて整備してくれたのだと思います。

 

自然林の中、しっかり踏まれた登山道をゆるゆると登っていきます。

大きな樹がなくなり、見晴らしがよくなりました。快晴~!空が青い!

 

オヤマリンドウが沢山咲く道。お花で季節を感じます。

 

 

針葉樹林帯を過ぎると下堀沢出合に着きます。展望が広がり霞沢岳の姿を望むことが出来ます。

 

下堀沢出合からは、展望のよい登山道を登っていきます。

 

 噴煙が見える距離まで登ってきました。

 

南峰と北峰のコル。後方が南峰ですが、現在は立ち入り禁止になっています。
火口湖の正賀池も見えました。

 

近くで噴煙が上がっているのを見ると、ちょっと怖いですね。

 

上高地からのルートと合流し、岩場を登ると山頂です。
下山しているツアー登山者を待ってから、登ります。

 

焼岳北峰に到着しました~♪

 焼岳北峰山頂です。標高2444.3m。360°の大展望です!素晴らしい♪ 穂高の山々に槍ヶ岳がイイ!

 

槍ヶ岳山頂付近をズーム~。槍ヶ岳山荘も見えてます。お天気がいいから登っている方がいるのでしょうね。

 

 笠ヶ岳、双六岳方面も綺麗に見えてます。最高の景色で気持ちいいです。

 

 正賀池とインキョ穴、インキョ穴は明治44年の水蒸気爆発によって新しく出来た火口です。

凄いなぁ、穴の奥は深そう打。😱

 

下山する前にもう一度、穂高の山々と上高地の景色を見て下山しましょう。
梓川の蛇行がよく分ります。

 

上高地からと新中ノ湯ルートとの分岐に下りてきました。
岩の向こうに新穂高ロープウェイが運航しているのが確認出来ました。

 

 ズームして・・ロープウェイ2基がもうすぐ、すれ違う~😄

 

あれ?新穂高ロープウェイって2階建?だったか?

 

 北峰の横を通過します。岩場の道が狭いので注意しながら下ります。

 

 

南峰とのコルから、今まで居た北峰を見ます。快晴だったけど、青空が無くなってきました。
早い目に登って良かったです。

来た道をジグザグに下堀沢の方に下りて行きます。 紅葉の時期は、この辺りが綺麗ですよ~。

 

 

来た道を下って、登山口に着きました。
早朝に登られたようで、縦列駐車の車は少なくなってました。

秋晴れの気持ちの良い日に焼岳を満喫できました。登山はやっぱり晴れの日がいいですね。当たり前だけど。(笑)😁

 


【北ア】蝶ヶ岳から常念岳へ

2017年10月21日 | 北アルプス

 

2017年 8月29日(火)

 

三股登山口から蝶ヶ岳に登り、蝶ヶ岳キャンプ地でテント泊をした。
稜線上にあるキャンプ地は展望が良いけど、夜はパタパタと風が強かった。
雨かと思うような音だったので、そっーとテントから覗いたら、雨は降っておらず満天の星が出ていた。 

明日は期待大?

蝶ヶ岳キャンプ地からの夜明け。もうすぐご来光~とカメラを準備したら、ガスが流れてきた~。 

 朝食を簡単に済ませて出発。

 

蝶ヶ岳ヒュッテの裏から常念岳へ向かう縦走路を歩いていくが、行く先はガスで真っ白だ。

 

少し歩くとガスがなくなり、縦走路が見えるようになってきた。 

蝶ヶ岳からの稜線は左手方向に穂高の山々がよく見える所であるが、今回は槍の穂先もガスで隠れていた。

 

 蝶ヶ岳ヒュッテから20分くらい歩くと、横尾分岐。
上高地の横尾山荘前からここへ登山道が通じている。

 

 蝶ヶ岳ヒュッテを出発して40分くらい歩くと蝶ヶ岳三角点がある。
登山道から少し離れているから注意していないと
通り過ぎるかも?

標高2664m。

この先のピークが蝶槍、その後方に常念岳が見えていた。


さらに進んで 蝶槍に着いた。

 

 蝶槍から下って樹林帯に入っていく。

 

樹林の中、小さな池の横を通過する。 

 

Updownを繰り返し、高山植物が多い草原を登っていく。

ここはニッコウキスゲの群生地らしい。

 

樹林帯を抜けると、岩と砂礫の登りになる。 

 

ハイマツ帯の中をさらに下っていく。晴れていれば大展望だろうなぁ。

 

 下に見えている常念岳の最低鞍部まで下る。

 

最低鞍部まで降りた。

ここから標高差400mの常念岳への登りになる。

 

大小さなざまな岩が転がっている登山道を浮石を注意しながら登る。

所々に岩に赤丸あり。しっかり自分で歩きやすいコースを選んで登る。

 
 

 振り返ると歩いてきた稜線が見えた。前方が山頂かと思うほど、偽ピークがいくつかあった。

 

今度こそ、本当の山頂だ。(笑)

 

常念岳山頂に到着。

 

標高 2,857m 日本百名山 山頂には祠が祀られていた。

360°の大展望はなし。
昨年も、ガスが湧いてきて蝶ヶ岳方面の展望がイマイチだった。相性悪すぎ~ 
まぁ次回のお楽しみにしましょう。


常念岳山頂から、三股分岐へ。ここから前常念岳へと続く稜線が延びる。

 

 

 

 三股分岐を過ぎると、ガスがなくなり周囲の景色がよく見えるようになった。

 

 燕岳からのコースも見えて、大展望だ!素晴らしい!

 

 

振り返ると、先ほどまでガスの中であった常念岳も姿を現した。
ちょっと早く下りすぎたかな・・なんて思うが、ゆっくりとはしていられない。

降りてきた稜線。

 


登った稜線。こうしてみると、急勾配! 頑張ったね。

 

 

 先ほどのガスが嘘のよう!

 

 大展望の尾根を歩く。岩ゴロゴロの道だからよそ見しないで歩こう。

 

 

常念岳が随分、遠くになった。

 

前方に標識があった。

 

 

以前は、ここから常念小屋までのトラバース道があったようだ。

 

ケルンを過ぎて。

 

花崗岩の岩が徐々に大きくなり歩きづらい、もはや岩の上を歩く感じだ。

まもなく三角点のある前常念岳に着いた。 標高2662m。 大岩に黄ペンキで前常念と書かれていた。

 

 

前常念岳から少し下ると、石室の避難小屋がある。

 

 

ここまで岩場が続いたが、ここからの岩場はさらに急な下りとなる。
所々の岩にマーキングがしてあるが、道が分かりにくい。
転倒でもすれば、真っ逆さまに落ちていくしかない岩場なので注意して下る。

岩場の下りが結構長い。

 

 

 しばらくすると梯子があり

 

ここから樹林帯に入っていく。

 

 

うっそうとした森の長い道が続く。

 

 

ぬかるんだ所もあり、展望もなく、同じような景色で、ちょっと嫌になってくる。

 

ここでちょうど、半分くらい?

 

 

 ジグザグした道をひたすら下る。

 

三股新道からの迂回路。(増水時、吊り橋が渡れなくなった時のため)
ここまでくると三股登山口はもうすぐだ。

 

沢の音がしてきた。

 

ホッとする水の流れる音。

 

登山道の横に置かれていた注意書き。

「毎年、疲労による遭難が発生しています。」って!

長いコースだったもんね。

 

 

やっと蝶ヶ岳の分岐まで来た。ここを過ぎると登山口は近い。

 

 三股登山口に着いた。やった~。蝶ヶ岳から常念岳に登って帰ってきた。 満足~。

 

 

 

 


【北ア】三股から蝶ヶ岳へ。

2017年10月16日 | 北アルプス

 

2017年 8月28日(月)~ 8月29日(火)ガス

昨年、蝶ヶ岳を残して常念岳山頂から下山してきたので、今年は昨年からの続きのコース、蝶ヶ岳に登らなければ・・。
一泊二日で蝶ヶ岳、常念岳を楽しんでこよう。

コース:三股登山口~蝶ヶ岳(テン泊)~常念岳~前常念岳~三股登山口

メンバー:のぶりん・さなりん

 1日目蝶ヶ岳へ登るコースとして、もっとも最短に登れる三股登山口から登ることにした。
このコースは、鎖場や梯子などなく安全に歩けるコースだからアルプス初心者でも安心して歩ける。

 


三股登山口の駐車場。70台くらい駐車できるかな?


トイレは改装中だったが、簡易のトイレが設置されていた。
次回来るときは新しいトイレを使えそうだ。(笑)

 

 6時45分に出発。駐車場前にあるゲートから林道へ。

 

林道を15分くらい歩いて三股登山口に着いた。登山ポストに登山届を提出する。

 

「常念岳・蝶ヶ岳方面 」の表示に沿って進む。

 

 常念岳への分岐。往路は蝶ヶ岳新道へ。帰路は常念岳から、ここに降りてくるんだ。

本沢に沿って、10分くらい歩くと吊り橋がある。
しっかりした吊り橋で、沢はずっと下に見えるけど、増水時、ここは通行止めになる。
山は急に水量が増えたり、鉄砲水が怖いね。

 

 

橋を渡ると「力水」と呼ばれる湧き水があり、このコースの最初で最終の水場である。
まだ登ってから、あまり時間が経ってないので喉の渇きは少ない。

 

沢から離れ樹林帯を登っていくと「ゴジラみたいな木」がお出迎え。
この木は、皆さんのレポでも必ずと言っていいほど登場するから見たことある。
見たとたん「あ~これか。」って思った。(笑)

登山道は登りがきつくなり、急な登りが終わった所にベンチがある「まめうち平」に着いた。

ここは、平らで休憩の最適地となっている。ベンチには登山者が数人休んでいた。
私たちも、丸太の上でちょっと休憩。北アだけど、汗が噴き出てきた~ 暑いよ~皆さんも汗びっしょり。

 

まめうち平からは、緩やかな登りになった。
水がよく溜まる所だろうか?一部だけ木板の道になっている。

 


蝶沢の出合い手前で常念岳がよく見えるようになった。 

帰路に使う常念岳~前常念岳の稜線がよく分かった。

 

蝶沢に着いた。

 

 沢の水は、少しだけあるようなないような。

 

蝶沢を過ぎると、また急な登りとなる。

第二ベンチがあるが、休まず通過。

 

さらに登って、最終ベンチ。ここも通過。

 

振り返ると常念岳が、先ほどより貫禄ある山容で聳えていた。
登山道には、ナナカマドが群生していたので、紅葉の時はさぞかし綺麗だろう。

 

 森林限界を超えた所で、大滝山への分岐。

 

 大滝山分岐を過ぎてからハイマツに囲まれた登山道を5分くらい登る。

気持ちいいー

 

登りつくとテン場があり、その奥には蝶ヶ岳ヒュッテがある。
ちょうど12時に着いた。休憩時間を含んで、ほぼコースタイムと同じくらいだった。

 

 

山頂に向かう前に「蝶ヶ岳ヒュッテ」へ行く。
💰テン場代一人700円を払い、テントを張ってから、山頂に行くことにした。

キャンプ地は稜線上にあるので展望は良いが風がよく当たる。
風当りが少ない場所に張った。 

 

こんな感じ。 

 

テントの準備をしたら、山頂へ。テン場から数分のところ。

 

とうちゃく~蝶ヶ岳山頂。   標高2677m。

蝶ヶ岳は梓川を挟んで槍、穂高連峰と対峙する常念山脈のピークだ。山頂からの展望は抜群!

槍、穂高連峰の山頂部分には雲がかかっていた。 ちょっと残念!

谷底には梓川が見えている。

槍の穂先は見えないなぁ。惜しい~。

 

蝶ヶ岳ヒュッテの後方に明日登る常念岳が見えていた。

 

蝶ヶ岳ヒュッテの裏側、登山者が数人居るところは「瞑想の丘」だ。

遠くに野口五郎岳がうっすらと見えている。

 

山頂からの展望を楽しんだ後は、テントに戻り、遅めのランチ。

🍰も食べて、お腹いっぱい。 

 

ランチ後、時間はたっぷりあるので徳沢からのコースに下りてみる。

徳沢からのコースに「妖精ノ池」があるので、それを見に行くことにした。 

 

少し歩いて振り返ると、蝶ヶ岳ヒュッテが小さくなっていた。

 

 ハイマツに覆われた斜面を下ると、お花畑が見えてきた。

 


ここはハクサンイチゲやミヤマキンポウゲなどが咲くお花畑。

ハクサンイチゲがまだ咲いていた。

 

ゴゼンタチバナは種が出来かけ。

 

鮮やかな黄色のウサギギク。

 

チングルマは綿毛になっていた。これはこれで、いい感じ。

 

 お花畑から数分下ると、左手の方に妖精ノ池が見えてきた。

 

さらに池を廻りこんで池の近くに降りた。

 

池には黒くて小さいものが動いていた。サンショウウオだー たくさんいた。

これが妖精の正体だった。 ほんとかな?どうして妖精ノ池になったのだろう。
のぶりんが、「何か池に落とせば、妖精が出てくるかもよ。」って。

金のものに変えてくれるといいけどね。

 

池の近くには、ミヤマコゴメグサが咲いている。 
可愛い姿のお花、こちらが妖精のほうがしっくりくるかも。

 

 妖精ノ池から戻ってきた。

 

もうすぐ山は夜になる。太陽が穂高の山々の方へ降りていく。

 

今夜のキャンプ地。

夜は満天の星が見れた。☆彡 街では見れない夜空素敵だった。山に登ればこその景色に感動した一日だった。

 

明日は常念岳に登り下山する予定。  

               蝶ヶ岳~常念岳は、次のレポで。