なかちゃんずの山歩き+α

夫婦で仲良く山へ登っています。

【奈良】水上池は野鳥の楽園

2023年02月25日 | 奈良

2023年 2月22日(水)

 

今月初めの奈良の旅から、さほど日にちは経っていませんが、自宅に帰ってから奈良についてリサーチすると、訪れたい所がまだまだ沢山ありました。

そのうちの一つが「水上池」です。

第一次大極殿や遺構展示館等があるエリアからほど近い場所にある池で、奈良市内で最も広大な池であり、日本書紀にも登場する古い池です。

 

かつて存在した釣り堀の跡がそのまま放置されていましたが、それなりに池になじんだ風景になっています。

池の周囲には、大きなカメラを構えたバーダーさんが数人、自転車の乗ったバーダーさんが自転車を停めて空高くに飛んでいる鳥を撮影していました。オオタカかチョウゲンボウのようだと言ってましたが、私のカメラでは撮れる筈はなし~空高くて何の鳥かも判別できませんでした。

 

私は、ハシビロガモ(嘴広鴨)でも見ながら散策しましょう~♪

4羽がくっつき円を描いてくるくる廻っていました。

おしくらまんじゅうしてるみたいでした。😆

 

やっと離れた~。

 

名前の通り、嘴がシャベルのように広いです。

 

♀も、もちろん広い嘴です。

 

オオバン。餌が欲しくて寄ってくるそうです。餌付けされているのでしょうね。

 

カイツブリがすーいすい。

 

青空が出て、池の色が綺麗になってきました。

 

蝋梅の花がいい香りです。

 

池の周囲に民家が数件あるので、一旦道路に出ます。

水路の向こう側は、小奈辺陵墓です。

池の周囲は、サイクリングロードにもなっているんですね。ちょうどサイクリストさんが記念撮影されてました。

 

池の方へ曲がります。

 

左側に池があります。宮内庁の建物がありました。

サイクリングロードから一段上に上がってみると陵墓がありました。

 

磐之媛命陵(いわのひめのみことりょう)(別名ヒシャゲ古墳)です。

仁徳天皇の皇后のあたる磐之媛命です。濠には睡蓮やカキツバタが咲くようです。

季節を変えて、また散策できればいいなぁと思いました。

 

コブハクチョウが棲み付いているようなので、コブハクチョウを探しながら歩きます。

 

 

池の向こうに若草山。

 

あれは?左側の池に突き出た先端付近で白いものが動いているのが見えました。

 

徐々に池に出てきたのは、コブハクチョウでした。

でも、めっちゃ遠い~。😅

 

遠いけど、確かにコブハクチョウでした。

 

歩いてきた磐之媛命陵のあたりに居る感じですね。

もっと早くに出てきて欲しかったです。

 

優雅に泳いでました。

 

 

すぐに茂みに帰っていきました。

鳥撮影するには、たっぷり待つ時間がいりますね。

 

カワウはどうでもいいのですが、めちゃ近いです😅

 

たっぷり時間があれば、他の種類の野鳥にも会えそうな野鳥の楽園でした。

奈良は自然豊かな地だと改めて思いました。

 


【奈良】若草山閉山中でした。

2023年02月24日 | 奈良

2023年 2月21日(火)

 

若草山に閉山期間があることを、すっかり忘れてしまってました。

ゲート前まで来て、閉鎖中の表示見て、そうだった~はないでしょう。

冬の間は入山できなかったのです。以前登ったのは、夏だったので、頭の中に閉山と言う言葉は消されてました😆他に計画していなかったので、奈良公園で鹿と遊んで、食べて帰ってきました。

知らない土地を訪れた時は、町中をブラブラと歩くのが好きなので、奈良公園まで歩いていきました。

佐保川沿いの道を歩きます。地元の方の散歩道です。

 

早咲きの桜がいくつか咲き出してました。

満開になったら美しいでしょう。その光景を想像するだけで気持ちが明るくなります。

 

下に降りられるようになってました。
町中にこんなきれいな川が流れているなんて、羨ましい限りです。

 

川沿いの「北向き地蔵様達」がいらっしゃいました。

 

春にまず咲くマンサク~満開です。

 

梅も満開。

 

川沿いから道路に出て歩いていると「聖武天皇佐保山南陵」があったので行ってみました。
聖武天皇は東大寺の大仏を造立したことで有名ですね。

 

住宅街に聖武天皇の陵墓があったとは。

やっぱり歩くと色々な事に出会るから良いですね、車だと目的地を目指すだけになりがちです。

 

隣接して聖武天皇の皇后である光明皇后の御陵、佐保山東陵があります。

 

御陵のすぐ傍で鹿が数頭、こちらを見ていました。

さすが奈良、周囲は住宅地なのに鹿がいるなんて驚きです。

 

東大寺転害門(てがいもん)に着きました。

ここから入るのは初めてです。

ボランティアガイドさんがいらっしゃって、少しだけ説明してもらいました。

 

かつて東大寺境内の西側にあった3つの門のうちの現存する唯一の門です。

1300年以上経っている柱ですが、未だにしっかりとしている風でした。

 

重厚な注連縄もマッチしています。

 

鹿さんがまったり~観光客が多くなってきたので、鹿さんのお腹も満たされていると聞きました。幸せそうな表情です。

 

手向山神社にお参りして若草山の方へ。

 

人がいないと思ったら、閉山中でした。😆

夫婦共々、そんな事頭になかったです~。

夏に登った時に、話していた気がするのですが、かなり前の事なので。なんてこったぁ~笑

 

登山日和なんですけどね。

 

人のいない所から帰ります。

 

池と東大寺が美しいです。

 

鹿ちゃんカメラ目線。

 

まったり鹿集団。

 

お腹空いてる子もいるようです。

 

鹿せんべい、頂戴~って思っているのでしょうかね。

 

「三山」でランチ休憩します。

 

牛しぐれ、ローストビーフ・豚角煮が入ったトリプルセット。

 

そなまま食べる、卵をのせる、最後はお茶漬けで~

ウナギのような食べ方です。

 

お腹も満足、奈良の風景は面白いです。

花壇の中で好き放題😆鹿にとっては住みやすい街ですね。

この後もモンベル店や和菓子屋さん、スタバなどを訪れましたが割愛します。

 

 

 


【奈良】県下最大級の古墳群がある龍王山へ

2023年02月23日 | 奈良

2023年 2月20日(月)

 

知人のブロガーさんが裏山だと言っていた龍王山がどんな山なんだろうと興味が湧き、登ってみることにしました。

 天気予報は曇りでしたが、雨が降らなければOKでしょう。

行こうと思った時に行くのが、ベストなタイミングだと思っています。

往路は崇神ルート、帰路は長岳寺ルートを使いました。

「山辺の道」無料駐車場に車を停めさせてもらいます。

 

最初は山辺の道を歩いていきます。

 

崇神天皇陵を右に見て歩いていきます。

 

土手に登って、崇神天皇陵を見ました。

大和朝廷の創始者とされる第10代天皇、崇神天皇の陵墓。
規模が大きい~権力が大きかったことが伺えられます。

 

貯水池の横を通って。

 

龍王山への標識の方へ。

 

先ほどの標識からそれほど歩いてないように感じてますが、もう1.5Km歩いたのね。

 

今は寒いけど、夏ならあまり歩きたくないような・・・蛭が出そうな感じ。

 

石仏にみかんのお供え。

 

葉を落とした木々、新芽の頃は美しい森になりそうです。

 

古墳が見られるようになってきました。

県下最大級の古墳で、円墳と横穴墓(山の斜面に水平に穴を掘っただけの墓)が各300基以上、合わせて600基以上あると言われています。杉林になっていますが、こんもりと盛り上がった所を見に行くと古墳があります。

 


私はちょっと中には入れないです😅

外から覗くだけで充分です。

 

登山道の両サイドに古墳があったりします。

 

古墳が沢山あります。周辺を注意しながら見てると、すぐに見つけることができます。

 

登山道に階段が多くなってきました。

 

奥の院分岐。 奥の院に行きます。

 

長岳寺奥の院。谷になった所にあり、常に水が流れているような感じです。

 

不動明王石像 鎌倉時代後期に作られたらしいですが、大きな破損はなく形よく保たれていました。まだ鏡開きがされてませんね。😅

 

他にいくつか大明神と彫られた石碑がありました。

 

分岐まで戻って、さらに登って行きます。

 

トイレが見えて林道に出合いました。

 

林道から山頂に行けますが、竜王社の方から行きます。

 

矢印に方へ。

 

竜王社。 結界が張られてたので、近くへは行きませんでした。 竜王社の下には池がありました。

 

また階段・・

 

山頂直下、平坦な場所。 ここに何か建っていたのだろうと思う平地でした。

 

山頂に着きました。

 

龍王山山頂、南城本丸に着きました。

 

 

山頂からの展望。 雲が多くて霞んでますが、大和三山や金剛、生駒山脈などが見えました。

 

北城本丸へも行ってみました。

 

途中にあった馬池の案内板。

 

これが馬池。水はお湿り程度でした。

 

馬池の少し先に、城跡への道があります。
歩きやすい道なので行かれるなら、ここからがお勧めです。

 

北城本丸跡。

 

北城本丸は広い平坦地でしたが、周囲の展望はありませんでした。

お城があった頃は、よく見えたのでしょうね。

 

下山はトイレの所まで戻り、長岳寺方面へ下りました。

 

往路より、なだらかな所が多くて歩きやすかったです。

 

ここにも不動明王石像。

 

後少しです。

 

山から下りてきました。

 

左に行けば長岳寺、駐車場は右へ。

 

駐車場に到着して、本日の山行終了です。

 

初めての龍王山、古墳が沢山あって、こんな山も珍しいと思いました。

城跡であり、地元には落城にまつわる悲話がいくつか伝えられています。

そのひとつのジャンジャン火伝説は、怖い伝説です。

龍王山は今でも何か起こるのではないかと思えるような雰囲気を持つ山でした。

 

天理市の龍王山(りゅうおうざん)に十市遠忠(といちとおただ)という武将が城を築きましたが、攻め落とされて大勢の兵士とともに命を落としました。このうらみが真っ赤な火の玉となって山上に現れるようになったそうです。

今にも雨が降りそうな夏の夜、龍王山にむかって「ホイホイ」と叫ぶと、城跡の方から火の玉がジャンジャンとうなりをたてて降りてきて、その人を焼き殺してしまうとか。

田井庄(たいのしょう)町には、ジャンジャン火に襲われた武士が誤って斬ったと伝えられる首斬地蔵が残っているそうです。

 

夏の夜、龍王山に向かって「ホイホイ」と叫ばないようにしましょうね。

 


【奈良】朱雀門と優美な東院庭園

2023年02月14日 | 奈良

2023年 2月9日(木)

第一次大極殿から平城宮の正門である「朱雀門」まで歩いてきました。

朱雀門。1998年に復原されたものです。

朱色に塗られた入母屋二層構造が美しいです。

牧歌的な風景を見ながら東院庭園に向かいます。

東院庭園に着きました。ここからは入れないようになってます。

入口はこちらから~。

庭園に入る前に展示スペースを見てから入ります。

1967年に庭園の遺構が発見され、長年の研究成果をもとに1998年に復原されたそうです。

中に入ってみると、池を中心にした優美な庭園でした。

池を一周するように道が付いています。

庭園の隅にある楼閣は、景観の為のものだったようです。

梅が咲き出してきましたね。昔も今も、こうして四季を感じたことでしょう。

橋を渡って、対岸へ。

庭園内の水路。

杯がこの水路を流れる間に詩を詠んだとか。優雅な光景が目に浮かんできますね。

ずっと眺めていたいような・・・心が落ち着きます。

とっても美しい庭園でした。

平城宮跡歴史公園に行ったら、東院庭園は絶対に訪れたいスポットだと思いましたよ。


【奈良】平城宮跡歴史公園を散策:第一次大極殿

2023年02月13日 | 奈良

2023年 2月9日(木)

平城宮跡歴史公園を、まったりとお散歩してきました。

広大な敷地の中に第一次大極殿、孔雀門などが復原されています。

まずは第一次大極殿の紹介です。

広い敷地にでーんと青空に映える第一次大極殿。

天皇の即位式や外国使節との面会など、国のもっとも重要な儀式のために使われていたそうです。

大極殿の室内が見学できます。

入ってすぐ目に付くのは、中心に展示してある高御座でした。

ボランティアガイドさんが来てくれて、色々と説明してくれました。
なるほど~と理解しながら見学できて良かったです。

高御座、正面から。天皇の玉座です。

屋根の飾り

大棟中央飾り、煌びやかです。

天井の方を見ると、壁には四神、十二支が描かれています。

すべて上村淳之画伯によるもので、色合いが優しくて素敵でした。

一つの絵の大きさは、畳2畳の大きさとか。下から見ていると、そんな大きさに見えなかったです。😅
びっくり!

天井には蓮の花。十二支の犬の親子が可愛かったです。😘

第一次大極殿から若草山が見えました。

正面は、第一次大極殿の南門の復原工事が行われている最中です。

完成すれば、凄いことになりますね!

ボランティアガイドさんにお礼を言って第一次大極殿から広場へ、復原工事中の南門の横を通過します。

 

南門、一部分は出来上がってます。

完成予定図がありました。

わぁ~😳スケールが大きいこと!完成したら絶対に来たいです。