ニューラージパールグラストリミング

水草水槽も完成の水景となった。



この夏に追加したのが右端に植えたロターラマクランドラ。赤系水草では最もゴージャス感があるがなにしろ気難しい。
植えてから２週間ぐらいはまったく成長せずそのまま溶けるのかと思った。　低床肥料追肥、液体栄養素追肥、二酸化炭素増量、照明時間も増やした。
苗は10本あったが半分の5本が成長してくれた。もう少し伸ばしてトリミング予定。



もう一種類はポゴステモン・ダッセン。オランダプラントの人工的派生種で繊細な葉の展開が美しい。ウィローモスのグリーンとのコントラストに映える。
こいつも同様成長するまで冷や冷やだったが伸びてくれた。



水槽を上から見ると縄張り争いが激しいのが解る。光合成の光の取り合いで精一杯葉を広げるのは山歩きして見るブナなどの新緑の風景に通じる。
この有茎草はもう少し伸ばして綺麗な処だけ残して差戻しで植えなおす予定である。



今回は前景に植えたニューラージパールグラスが伸びてきたのでトリミングして植えなおす。
芝生状に匍匐前進して展開する種であるが面を埋めるとやがて上に伸びるしかなくなり体積を増やす。
やがて光の届かない根に近い部分から溶け始まる。
その一歩手前で剥がして植えなおすのある。



剥がしたニューラージパールグラスをばらしてひとつひとつの苗に分ける。暑い時はやりたくない作業だ。数十個の苗に
なったら田植えの如く水槽に植えなおす。水景が出来上がるまでは一ヶ月くらい掛かるかな。

同時に水替えと三機あるうちの一機の外部フィルターのメンテを行う。
ついでに二本ある60センチ水槽の清掃と水替えもやるとまる一日掛かりだ。



新しいメンバーのエンペラーテトラも馴染んで本来の体色が出てきた。６匹購入で全部生きている。
だんだん威張ってきてレッドファントムテトラを追い回す個体も出てきた。



そのレッドファントムテトラは旧世代と新世代が同居しているが旧世代も元気で発色が良く赤に磨きがかかってきた。過去三世代くらい飼ったがここまで赤くなったのは初めてだ。



コケ取り用のオトシンクルスは三匹いたが35℃越えの時に一匹落ちてしまった。
普段は別々に思い思いに行動しているが水替え時などの緊急時には何故か寄り添って危機が過ぎるのを待つようなしぐさをみせるのも可愛い。



ちなみ熱帯魚のエサであるが色々試した結果この十年くらいは汎用品の川魚のエサで充分発色も出るし病気にもならない。
口の小さいグリーンネオンテトラ用にベビーフードを追加したくらいである。
これから気温が下がり水槽の管理も楽になるので一段落である。