菅野臣太朗の携帯メール日記

演劇で日本を元気に。そして、健やかに

四十六ノ百六十一日目

2021年01月30日 | Weblog
1月30日(土)☀




チケットを取った。
演劇を観に行った。

つかこうへい作。
熱海殺人事件。

もしかしたら。
人生で。
一番観劇している作品かもしれない。


初演は1973年。
風間杜夫さん・平田満さん・三浦洋一さん・加藤健一さん・かとうかずこさん。
錚々たる俳優陣を生み出した作品。

後に。
錦織一清さん・池田成志さん・阿部寛さん・石原良純さん・黒谷友香さん・春田純一さん・山本亨さん・石田明(NON STYLE)さん、酒井敏也さん・山崎銀之丞さん・岡本麗さん・長谷川京子さん・黒谷友香さん・平栗あつみさん・鈴木聖子さん・内田有紀さん・黒木メイサさん・馬場ふみかさんなどが出演。

日本の演劇史上に残る名作だ。

最初に観たのは。
高校生だった。
あの衝撃は。
今でも忘れない。


そこから。
かなりの数を観て来た。
しかし。
2010年。
つかこうへいさんが亡くなってからは。
観ていなかった。

だが。
今回観に行ったのは。
2つの大きな理由があった。

2015年から出演していたが。
未だに観れいなかった。
つかこうへいさんの1人娘。
元・宝塚歌劇団の愛原実花さんが。
今回の熱海殺人事件にも出ていたこと。

そして。
今回の公演が
上演されている紀伊国屋ホール改装前最終公演であること。

演劇人として。

この紀伊国屋ホールは。

特別な思い入れがある劇場の1つ。


何度も通った劇場。

有難いことに演出も出来た。


この公演で改装される。

開演時間に劇場へ行き。
開演前の30分間。
ずっと客席に座って劇場を眺めていた。


10年振りの。
生の熱海殺人事件。
良かった。
とても。
演劇の醍醐味。
存分に味わった。

そして。
カーテンコールで。
吸いかけのタバコが一本。
キャストが頭を下げた後に。
そこへピンスポット。

愛煙家だったつかこうへいさんに。
客席全員が拍手した。

そんな粋な演出に涙した。

垂れ流しの。
使い捨ての演劇が多い昨今で。
真の演劇は。
脈々と受け継いでいくものだと。
改めて強く想った。

良い劇体験が出来た。

つかさん。

ありがとうございました。

つかさんが。
今の世界見たらなんて言うかな。
今の日本見たらなんて言うかな。
今の演劇観たらなんて言うかな。

褒めはしないな。

堂々と。
つかさんに観せられる演劇を。
創っていきたい。


さ。
明日も。
生きよ。
笑いながら。
強く強く。




to be continued..

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 四十六ノ百六十日目 | トップ | 四十六ノ百六十二日目 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事