先週の土曜日、秋田市駅前のアルベにてクローズ勉強会があった。特別講師は東北大学第2内科講師の小川晋先生であります。主題は高血圧糖尿病性腎症の病態解析とその有効治療である。糖尿病性腎症の病態は子糸体肥大と基底膜の肥厚および炎症性細胞の集積などによる腎機能障害進行であり、アンジオテンシンの活性増加により、種々免疫蛋白物質が活性化あるいは抑制されて、独立したRAS-ROS-RASの悪性サイクルを形成して、いわゆる酸化ストレスを増大させる原因となる。また、このような病態ではNO産生抑制となっており、さらなる酸化ストレスの悪化を引き起こすとされる。したがって、この悪性サイクル回避のためには血糖コントロールだけでは不十分であり、ARBあるいはACE-Iを主体とした十分は降圧とNO改善効果のあるピオグリタゾン(アクトス)が有効と考えられる。この治療選択の臨床的有効性を証明するため、東北限定の”ピオ-みちのく-STUDY”が進行中であり、是非秋田の先生方にも参加してもらいたいとの嘆願があった。小川先生の熱心さに感動して、私もこのSTUDYに2~3人症例登録したいと思っている。
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