ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

メタボDM症例にはSGLT2阻害剤有効

2015年04月10日 07時57分29秒 | 診療&トピツクス

 現行のDM薬で治療抵抗性あるいは悪化のメタボ例では徐々に

体重増加の症例が多く、65歳未満ではSGLT2(阻害剤)が有効

と思われます。当院でもBMI≧30ではSGLT2の劇的な効果を

確認しております。またBGとの併用も相乗効果期待できるため、

できれば併用すべきであります。先ずは体重が2~3kg減ります。

著効例では5~7kg減量に成功した症例もあり、同時に血糖コント

ロール著明改善しました。併用薬ではSU剤やインスリン製剤は

極力避けるべきで、特に高齢者では低血糖とサルコペニアに厳重

な注意が必要であります。また発疹や脱水など副作用があるため、

十分な観察と水分補給(ペットボトル1~2本)が必須であります。

各種SGLT2剤でも若干の違いがありそうで、短時間作動型の方が

安全と思っています!

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