当院では非弁膜性心房細動と閉塞性血管疾患に対し、ワーファリン以外
の抗凝固剤NOACを積極的に使用しているが、抗血小板剤よりは副作用
も少なく、臨床効果もあり?そうであります。ただし、抗凝固作用に関する
モニタリングが出来ないのが難点(利点)であります。そこで、当院では二
次線溶マーカーのDダイマーを参考にしております。凝固-線溶系亢進のマ
ーカーになり得ると考えております。結果、Dダイマーの半減では臨床効果
が期待できると考えております。現在NOACは4種類ありますが、CKD中
程度以上では非腎排泄性(少ない)のエリキュースがより安全と考えられ、
採用しております。ただし、出血はもちろん発疹や掻痒などの副作用もあり、
その継続処方には細心の注意と指導が必要であります。・・・・。