今朝は雨模様の天気です。今朝の検査は腹部エコー3件であります。
特に問題となる症例はありませんでしたが、検査医としては膵臓病変に
神経を使います。なぜならガスなどで観察不良な場合が多いからであり
ます。形態上は異常がなさそうでも膵臓癌が潜んでいる場合があり、腫瘍
マーカーであるCA19-9や癌抑制遺伝子のp53抗体などを同時に測定
しておりますが。形態上異常がなくても異常値を示す場合があり、その評価
に苦慮することが結構あります。そういう場合にはより専門医に紹介して腹部
CTやMRIの精密検査を勧めております。このように膵臓病変は繊細なものが
あり、早期の膵臓がんを発見するのは難しいのであります!