最新の当院DM治療選択薬の現状が分判明しました。今年4月期のカルテベース
(n=158)でのデータ処理です。これによるとイクレチン薬が45%,チアゾリジン誘導
体(アクトス)19.5%,BG&メタクトがそれぞれ10%,SU剤(アマリール)が8.2%,
SGLT2阻害剤が7.3%,α-GIが4%,インスリン(ランタス)が5.5%でした。
この結果からSU剤が著減してインクレチン製剤(DPP4阻害剤)への移行が明白
であります。また、インスリン抵抗改善薬ではBG剤(メトグルコ)よりもアクトスを選択
する方が多くなっております。やはり、メタボDM症例での高インスリン血症と低アディ
ポネクチン血症の改善効果を期待しての選択であります。また、SGLT2阻害剤では
脂肪燃焼とケトン体代謝への移行による体重減少とインスリン抵抗性改善および酸化
ストレスの軽減が期待でき、65才までのメタボ症例では選択し易いと思っております。