waikazuchan のノート

公共交通、福祉を中心に、様々な問題をみる雑学ブログ。千葉県南部の南房総より将来のことも。

さて、次の週は

2011-03-03 16:55:40 | 政治全般
佐藤夕子氏、民主離党へ 小沢系 執行部の党運営に不満(産経新聞) - goo ニュース

 とめられない政権政党の執行部の現状をさらすだけでは。
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川越のニュースから考える。

2011-03-03 12:50:17 | 読者の声
 いつもいただく読者の方からのメールを。



 川越市在住の喉の機能に障害のある子供さんの付き添いなしでの特別支援学校入学を拒否されたとのニュース。
 学校側は付き添いを条件にしていたが、条件という一言の言葉だけで片付けることのできない問題。教育を受ける権利に直結するこの問題に対して、それを条件という一つの言葉で片付けてしまう教育組織は、まだまだ前世的な旧態依然の世界である。これに対する教委担当者側の誠意のない通り一遍な回答には人間性のかけらも感じられなかった。自分たちの保身のみで、相手側の気持ちを考える態度はまったく感じられない、非常に冷たい対応だと感じた。

 学校教育に限らず、交通関係にしてもそうだが、行政機関は前例のないことを極端に嫌う傾向にある。行政の大きな悪いところである。特に、学校教育という世界は井の中の蛙そのものであり、生徒指導への対応や、障害のある児童、生徒などにおける対応からも目に見えている。特に管理職になればなるほどその傾向は強い。

 教育に限らず、交通機関の問題にしてもそうだが、前例のないことから逃げていては問題は何も良い方向へは進まない。今の行政の対応のままでは、時代の変化に対応できず停滞するのみである。特に、公共交通については前例のないことに取り組まなければ何もならない厳しい状況であり、マイカー時代の現在、今のままでは活性化は到底無理な話である。

 営利企業である以上、利益の追求を求めるのは当然であり、経営の合理化によって効率アップを目指すのは当然である。しかし、学校や行政機関、交通機関については非常に公共性の高い組織であり、営利だけでなく公共性という別の面も重視しなければならない。営利だけで物差しにはかることはできないのである。営利だけでは片付けることのできない公共機関としての重要性がある。地域に密着しているということを忘れてはいけないと考え、そこは何よりの基本である。

 また、学校機関の地域における役割について言えば、教育機関の中心としての役割はもちろんだが、それだけでなく、特に大学・短大や高専については、地域に密着した研究機関という重要な役割がある。特に大学等の少ない房総半島において、研究機関として果たすその役割は一層重要であると言える。大学・高専の存在は、君津地区だけでなく県南部全体の宝である。地域が一丸となって地域の教育機関を育て上げていくという意識をもっと持ってほしい。

 特別支援教育、特に安房地区については現在の2校の枠組みだけではなく、統廃合した、あるいはその予定のある小中学校の校舎を活用することによる充実が図れないかと考える。
 山間部の校舎については交通の利便性からも活用は難しいが、比較的交通の便のいいところにある校舎については、積極的な活用を考える必要がある。

 地域が一丸となって、地域を育てていかなければならないのである。せっかくの財産を、大事にしてほしい。もっと、地域のことについて考え、地域のいいところに積極的に目を向けてほしい。


  管理人より
 お役所の前例主義は、ある意味、私たち住民にとっては弊害そのものであります。

 すでに解決されていますが、成田市の小学校でも以前、障害のある子供さんの付き添いを求めた小学校がありました。
学校に看護師さんをつけることで解決をみましたが、けして簡単ではありません。
千葉県教育庁は、私たち地域住民に対して、大変敷石を高くしてみている。それではなにもできない。
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