2013-11-17 23:09:30 | まとめ

今なら、友人達が私から離れた理由がわかる。

特にご夫婦でお付き合いをしていた方々が離れたのもよく解る。

でも、当時は『人間なんて薄情なんだなぁ~』と悲しくなった。

そうではなかった。

解らなかったのだ。

どう対応してよいものか。

どう声を掛けたら良いか。

・・・そう思いたい。







友人は私から離れていった。

でも新しい「友」と巡り会えた。

それは、同じ死別経験のある方々。

彼らには今でも良くしてもらっている。

とても大切な人たちだ。

彼らと会ったり、メールを交換したりすると、元気になれる。

何故かはわからない。

きっと、同じように苦しい経験をしてきた仲間(戦友?)だと解っているからだろう。

それから、「本」。

死別関連の書籍は、20冊近く読んだ。

読むだけで心が落ち着いた。

一番の成果は、『自分自身を冷静に見つめることができるようになった』ことだ。

また、体験談を読んで涙することも悪くない。ただし、電車の中で読むのは気を付けよう。

40過ぎのオッサン(私、ね)が思わず涙ぐんだりした姿は、あまり見せられたもんじゃないから。

死別の研究書みたいなものもあったけど、自分に合わないと思ったら、途中で放棄することもアリだ。
勉強ではないので、無理して読む必要なし。そんな時は、いかりや長介のように「次、いってみよ~」が良い。

「音楽」

死別当初は、完全拒否状態だった。

車の中では、ラジオもスイッチを入れなかった。

が、3年後位からはなんとか聴くことができるようになったかな。

死別直後から3年位は、音もなし、色もなし、温度もなし、臭いもなし、・・・のような状態だった。

それを思えば、今はなんでもあり状態(笑)。

そして、週末ランナーには音楽が必需品。
バッテリー切れになろうもんなら、走行終了後のご機嫌は斜め。
今の悩みは、ランニング中に使うイヤホンが欲しい。
そう、できるだけ耳から外れないタイプをご所望。
後方確認したりすると、ずれちゃうこともあるんだなぁ。

暑さ寒さを感じられる今は本当に素晴らしい。

音楽の趣味や好きな傾向は、昔も今もそれほど変化がない。





今、音楽を聴くことが辛い方へ。

そんなときは無理して聴くことはないよ。

だって、聴きたいと思わないんだから(笑)。

ゆっくりで良いのです。

きっと、時間が解決してくれるでしょう。

また昔のように音楽が楽しく聴くことができるようになるさ、きっと。






友は去り、新しい友を得た。

何かを喪うと、何かを得るのか。


ならば、大きな大きな存在の妻を喪った私は、一体何を得るのか?


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