Dr. Jason's blog

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春の読書月間 「研究する意味」

2007-06-02 | Education
前日、知り合いの先生からお借りして、読んだ本。

以下の、11名の大学や研究所の先生方の対談やインタビューをまとめたもの。
# 肩書きは、出版時のもの

それぞれの、先生が、これまでの研究者としての生い立ちや、研究に取り組む心得や信念等について、述べている。

対談
 小森陽一 東京大学大学院総合文化研究科教授 (監修)
 金子 勝 慶応大学経済学部教授
 高橋哲哉 東京大学大学院総合文化研究科教授

インタビュー
 大澤真幸 京都大学大学院人間・環境学研究科 助教授
 藤原帰一 東京大学大学院法学政治学研究科 教授
 竹村和子 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科 教授
 刈谷剛彦 東京大学大学院教育学研究科 教授
 岡 真理 京都大学大学院人間・環境学研究科 助教授
 吉見俊哉 東京大学社会情報研究所 教授
 臼杵陽  国立民族博物館地域研究企画交流センター 教授
 神野直彦 東京大学大学院経済学研究科 教授

 膨大な量の脚注がついており、専門用語等について、読者の理解を助け、新しい分野を勉強するとっかかりにもなるように考慮されている。

 インタビュー記事の中でも、刈谷先生、神野先生の章の記述が参考になった。
 特に、神野先生のやや過激な発言にはとても共感が持てる。浅学のため、本書を読むまで、神野先生を存じ上げなかったが、この本をきっかけに、神野先生の本を何冊か Amazon.co.jp に注文した。

 多少なりとも「研究」に興味のある人、大学院の学生で将来何らかの形で、研究に関わる職業を目指す人には、特におすすめしたい一冊。


研究する意味

東京図書

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 ※小森先生のお名前がまちがっていましたので、訂正いたしました。
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