年末大処分。

今朝出かける準備をしていたら、廃品回収車のアナウンスが聞こえてきた。

よーし！ラッキーチャーンス！
今日こそは、粗大ゴミとなってベランダに鎮座しているストーブ２台を捨てるぞ！
と思い、急いで外に。
ちょうどマンションの前をゆっくりと回収車が通過するところだった。
車に声をかけると、中からは意外にも若いお兄さんが出てきた。

壊れた２台のストーブ。惜しみなく出したあと、部屋の中に他に捨てるものは
なかったかなと見渡すと、ふと電子ピアノが目についた。

もう１５年以上前に使っていたKORGのピアノ。音は２音ぐらいしかでなくなった。
すでに新しいピアノを買っているので、完全に必要のないものなんだけど、未練
たらしく部屋の隅にたてかけていた。

よし。このピアノとオサラバサラバしよう。
回収のお兄さんに、３台分の手数料１５００円を支払うとき、イジイジと「このピアノ・・・
思い入れがあるんですよね～」なんて言ったら、さわやかに「でも壊れてますから」
とバッサリ切られた。そーよ。そーなのよ。

ケースにきちんと入ったピアノを肩にかついで去っていく後姿を見ていると、なんだか
とっても素敵なピアノに見えてくる。

部屋には、ぽっかりと空白の部分ができて、ちょっと寂しげ気分。
新旧交代は切なさが残るのでした。