猫好き司会者日記


16歳の息子、公園猫ロコとの日々の暮らしを綴っています。

クリスマスプレゼントは引越し用の宿。

2005-12-24 00:31:20 | Weblog
子供の頃クリスマスの夜には、枕元にくつ下をおいて、姉と二人でいつもより
早くベッドに入ったものだ。
しばらくすると、ふすまがすすーッと開いて、真っ暗な部屋の中に一筋の光が
差し、父親らしき人影が、ベッドで寝ている私達の枕元にプレゼントを置いて
こっそり部屋を出て行った。その様子を薄目を開けて見ていたものだ。

父親が出て行ったのを確認すると、2段ベッドの上で寝ていた姉がニョキッと
顔を出し、私が喜び勇んでそのプレゼントを開けようとすると、姉は
「あかん!明日の朝まであけたらあかん!」と、なぜそんな決まりを姉が作った
のかは謎だけど、枕元にとっても気になるプレゼントを置いたまま、朝が来るの
が待ち遠しくてたまらなかったのを覚えている。

今となってみれば、そのプレゼントの内容がなんだったかとか、そんな事よりも
父親がそんな思い出を私に残してくれた事に感謝したい。
仕事先から帰ったばかりの父親のヒンヤリとした空気まで覚えている。一日仕事で
疲れて帰ってきて、子供の枕元にこっそりプレゼントを置くなんて、素敵ではいか。
あぁ、なんたる親子愛。

大人になった今、あらためて思う。クリスマスは子供のためにあるものなんだ。
大人の女性がクリスマスに期待するプレゼントの額が6万円なんて数字がでていたけど、
とんでもない話なのだ。

そこに愛はあるのか!

でも・・・それでも買ってくれるというパートナーがいるということは幸せよね・・・

私は今夜、ヤドカリのカーリー君にSサイズの新しい貝殻を5個プレゼントした。
どれか気にいってくれて、無事に引っ越してくれたら嬉しいな。
あー、なんてささやか(涙)