前佐賀県議会議員 井上ゆうすけのブログ

こんにちわ!日本共産党の前佐賀県議会議員の井上ゆうすけです。 日常の活動などをみなさんにお知らせしていきます。

私の想い。3.11

2019-03-12 00:21:37 | 日記
絶対に忘れない。忘れられない。
自分の気持ちを記しておきます。

8年前の3月11日。東日本大震災。

亡くなられた方々にあらためて哀悼の意を表するとともに、いまなお避難生活をされているみなさん、帰れないと判断し新たな地で生活をされているみなさんもおられると思います。
全ての方々にお見舞いを申し上げます。


あの時、みなさんは何をしていたでしょうか。

テレビで見る地震や津波の被害、そして「絶対に安全」と言われてきた原発の事故。

あの出来事は、多くの方々の人生を変えました。

私もその一人です。


震災直後、映画のような映像がテレビで流れ、

「本当に同じ日本で起きていることなのか」
「自分に何かできないのか」

考えるばかりで、何も行動に起こすことができない自分にもモヤモヤとした思いを抱えていました。

日々の脱力感。無力感。

自分の小ささと勇気のなさに悔しい気持ちがこみ上げてきました。

本当になんにもできなかった。

その年の8月。フットサルをしていた先輩に

「ゆうすけの地元にも原発があるやろ?今度、玄海町で原発の集会があるけん来てみない?」

そんな場所に行ったこともないし、どんな人たちがいるかわからない。でも、何も知らないままだと何も変わらない。自分はどうしたいのか考えました。

結果的に、「行ってみよう」と少しの決意をして当時住んでいた佐賀から車で実家顔を出していこうと寄って、

「今から原発の学習会に行ってくるけん」

と何気なく言うと

「変なことはするなよ」と一言。

「変なこと」って何?
まともな応えは返ってこない。

自分の言いたいことを言えない、そんな社会ってなんなの?

「変なことするな」との言葉が気にはなったけど、集会に行ってみた。

難しい話しとか、誰が話していたか、どれだけ時間が経ったのかも覚えていない。

でも、心に突き刺さったのは

「いま、この瞬間も命をかけて原発事故の収束に全力で取り組んでいる人たちがいる」

と、話されていたことでした。

自分は命懸けで何かをしたことなんてなかった。

その日から、

「原発は、もういらない」

と思いました。

それから
「福島の事故を繰り返したくない」

「自分の生まれ育った、この故郷を絶対に失いたくない」

ただそれだけ。

誰でも、故郷は守りたいし、失いたくはない。ですよね。

私は私の信じた道を進みます。

そして、

「原発のない社会」
「安心してくらせるふるさと」

同じ想いを持つ、皆さんと一緒につくりたい。