18日、肥前町ハーモニーで当時10歳の少女の日記を書籍化・映画化した「にあんちゃん」を語り観る会に参加しました。
会場は満席で椅子が追加されるほどで遠くは、県外や佐賀市、武雄市などからの参加者もありました。
にあんちゃんは、昭和28年の炭鉱が舞台。
早くに両親を亡くし、片寄せあい生きていく在日韓国人の4人の兄弟のお話しです。佐賀県杵島炭鉱大鶴鉱業所(肥前町大鶴)で働く長兄は臨時雇いとして働いていましたが炭鉱の生産量が落ち、人減らしをすることになり首を切られます。この作品は末子さんが当時10才書かれた日記で構成されています。
前半に、日記を書いた安本未子さんの同級生・山口駿一さんが作者・安本未子さんについてのお話や「にあんちゃんの里記念碑」「本の復刊」など約40分講演。
記念碑の建造(2001年)について、全国各地で青少年の犯罪や非行。家族の崩壊などが報じられる今、にあんちゃんの心を伝えたい。この碑を訪れる人にとって、家族愛、兄弟愛のさらなる醸成の一助になればと建立されたそうです。
「にあんちゃん」は、戦後ベストセラー50にも選ばれ幾度の復刊が行われ多くの人の心に届いています。
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