火曜日は、加唐島で行われた「離島ヘリポート完成式典」に参加しました。
玄海原発の事故の際には、離島住民が避難する場合に船舶での避難が計画されています。しかし、天候等で船舶を使うことができない状況になった場合に空路での避難ができるようにということで整備が進められました。
佐賀県ないにある離島は唐津市の7つの離島。約2億円の予算を使い工事が行われました。
昨日は、「唐津市議会原発対策特別委員会」へ議会傍聴に出かけました。
九州電力の説明では相次ぐトラブルや火災などで工事が遅れている「特定重大事故等対処施設」などについて説明がありました。
浦田議員の「乾式貯蔵、リラッキングで最大どれだけ使用済み燃料が補完できるのか」との質問に対して
九州電力は「青森県六ヶ所村の再処理施設に搬出できなくても、17年分の余裕がある」と答えました。
玄海原発の原子炉はそれぞれでいつまで稼働できるのか(想定40年)をみると
●3号機の運転開始 1994年3月 → 2034年3月
●4号機の運転開始 1997年7月 → 2037年7月
(原発の運転期間は、福島第1原発の事故以降、運転できる期間は運転開始から40年と規定されました。 ただし、原子力規制委員会の認可を受ければ、運転期間を20年を超えない期間で、1回に限り延長できます。)
使用済み燃料が、これから17年分保管できるとすれば、
2022年 → 2039年
まで、使用済み燃料を搬出しなくても原発が動かせることになります。
「再処理工場に搬出するのが基本」と言いますが、なんの保証もありません。
玄海原発は使用済み燃料を搬出しなくても、3号機、4号機を運転期間の目一杯まで稼働できることになります。
これは、重大な問題ではないでしょうか。
再処理工場の25回目の延期、最終処分も未だ決まらない原子力政策。
原発に頼らない自然エネルギーの転換が必要ではないでしょうか。
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