感想をうまく書けない気がする岡山ルネスホールでのワンビル・スチューデント・ジャズ・コンサート 2011.4.09のメモです。
いろんな感動がありました。
まず、最初のバンドは山陽女子中学高等学校
トロンボーンのソロをたくさんやった人はとても音がきれい、メリハリもあってリズムも良くて、最高でした。ブラスの音の響き、トロンボーンの響きの良さを久しぶりに楽しめたのです。
他にもTpの高一の子も、ロングソロをしっかりこなして、こちらもいい音でした。
Soul Bossa Novaのホーンのノリは特にTbは圧巻の出来でした。音の飾りも良かった。
BFJO吉村組のメンバーもこのソロなどにはかなりの刺激になったようでした。
全体のバランスも凄く良くて、まあ聞き惚れてしまいます。ジブリの曲でオーボエのソロがありましたが、それも素晴らしかった。
そのようにいい演奏の出来るクラブ顧問の川野先生はすごく人当たりが良くて、おしゃべり上手でした。
二つ目は、岡山一宮高校、おしゃべりプラスダンディさではまけてない八木先生
ここのMCやったクラ担当の女の子の声は可愛かったですね。愛嬌のある、女優さんでこんな声がいたなあなんて考えてたんですが、思い出せませんでした。あの声だけで商売できそうなんて、そんな感じがするくらいでした。緊張で少し心拍数上がってたみたいですが、初々しくて良かったと言っておきます。
演奏曲は、どれもこれも、素晴らしくて何をどう褒めたらいいのか、一度、その一宮高校の演奏を聞いてごらんなさい、とお勧めするばかりです。先生の話によると新3年生は10人ほどで25人くらいは新2年生、つい先月までは1年生だったそうで、その子達があんな演奏が出来るんだなあと、驚かされました。個々の音の美しさは特筆ものです。クラのアンサンブルでの響きも吹奏楽ならではの醍醐味でした。低音系も締まりが良く、心地良い余韻に浸れました。
最後のビルボードマーチでの低音とリズムパートの歯切れの良さにメロディーが重層的につながっての演奏は最高に盛り上がりました。拍手も長く続きました。
そして、3番目に高砂高校ジャズバンド部Big Friendly Jazz Orchestraが演奏し、前の2バンドが約30分づつだったところを、倍近い時間かけて2倍の曲数をやりました・・・
人数は半分以下なのに、音量はでかかったです。ルネスホールのキャパを少しオーバーするような音量でした。耳の中でビビりが生じてました。でも、元気なのは良し。(笑)
素晴らしい吹奏楽の後で、音質的にはちょっと・・・というのがありましたが、聴いてるうちにそんなことも忘れて、精度の高いソロなどに没頭して聴いていました。共演者のレベルが高いから集中できたのか、ホールの響きが良くて集中できたのか、控室とホールの距離が近い臨場感がなせる技なのか、なぜか吉村組の集中度は最高でいい演奏が続きました。
ジュニアバンドも、レギュラーに負けない演奏でした。
TsのT君のソロも板についてきました。マイクの使い方は毎回彼が一番うまくて、テナーの響きを客席にしっかり届けることが出来ていました。ソロマイクは近づくに限るです。
ハーマンミュートのTpはもっと近づいた方がいいバランスになるはず。
サックスがその場で立って演奏する時ってのは、見た目だけでなく音の聞かせどころなはずだから、そこは頑張って少し音量を上げる配慮をすると、なお良くなるでしょう。
ルネスホールの観客は拍手が豊かで、長く拍手してくれる感じです。また良かったというところでは、歓声や指笛でさらに景気づけをしてくれますから、演奏者としても気持ち良く演奏を出来るのでしょうね。
いい演奏が出来る条件は、ホールの物理的な音響特性も重要でしょうけれど、それ以上に聴衆の反応の良さが鍵でしょう。
そして、気持ちが盛り上がった後の余韻は、恒例となった感があるホール外でのお見送り演奏で、一気に放たれました。今回はSANYO GIRLSの生徒さんが大盛り上がりに一役買ってくれたようです。そのさよなら演奏を下に紹介しておきます。
途中で、市電も警笛で演奏に参加したかのよう・・・
道を走る車も徐行して演奏を聴いていたようです。
踊りをリードしたおばさんはもうこのコンサートの常連さんですね。(笑)
すごく盛り上げて頂きました。
次は秋口の9月3日(土)に、吉村組の引退コンサートが、このルネスホールで行われる予定だそうです。
土曜は行けないわぁ、って声が聞こえるような気がするけど・・・すみません。
もう決まってるようです。
岡山の方はもちろん、それ以外の方も、素晴らしい演奏が繰り広げられるこのルネスホールで、またお会いしましょう。
コンサートの写真は、少し前の記事に載せてるので、初めての方は探してみてください。