4月16日の国別対抗フィギュアスケート2009のショートプログラムにおいて、日本女子は上々の滑り出しでした。浅田真央ちゃんは3A(トリプルアクセル)をショートプログラムに入れました。これまで失敗がちなショートプログラムの最初のジャンプに難度が高いけど今シーズン安定した技に作り上げた3Aに切替えてみごと最後までクリーンな演技が出来ました。そのおかげで前回の世界選手権でYu-Na KIMが出したとんでもない高い点数に肉薄する点数が出て、会場がどよめきました。私もテレビの前で思わず声が出てしまいましたが。
そのProgram ComponentsのScoreの内訳が左のグラフです。真央ちゃんはほぼ8点台の点数が揃いました。Transition / Linking Footwork は7.5付近ですが満遍なく点を稼いでいることが分かります。3位のロシェットさんは時差疲れでしょうか、ジャンプで少し技の乱れが出て点差が開きました。
美姫さんは前回の世界選手権とかなり近い点数で安定したレベルを発揮してると言えそうです。
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同じまとめ方で前回の世界選手権の点数を並べてみると、やはりですね~Yu-Na KIMの点数はどの項目を見ても今回の真央ちゃんの点よりもさらに高いのですね。
特に目を惹くのがSkating SkillsそしてPerformance / Excecutionです。
この辺の点数がまだチャレンジし甲斐があると言うところなんでしょうね。
来シーズンにはこの辺も頑張ってポイントを上げて欲しいものです。
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Technical Elementsの点数と上に示したProgram Componentsの積算点をまとめたのが下のグラフです。
左が今回の点数で右のグラフが前回の世界選手権の点数です。当然の結果と思いますが3Aを成功させた真央ちゃんのTechnical Elements の点数が前回のYu-Na KIMの点数を僅かですが越えてます。
次のシーズンでは今回のような自信のある技で組み立てて確実性を上げれば、このような点数は毎回出せるんではないかと、期待したいです。
さて、二日後にはフリーの演技もまたどんな構成で見せてくれるのか今シーズン最後の試合の出来栄えに期待しましょう。(^^)
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一方、米国ではマリナーズのイチロー選手が復帰後の第一試合に出場し、最後の打席で張本さんの安打記録を満塁ホームランによって塗り替えると言うビッグな記録を作りましたね。天晴れな活躍はお見事というしかありません。このシーズンもその調子でドンドン安打を続けて行ってくれることでしょう。
ということでなにかと嬉しい夜でした。
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