万灯祭(まんとうさい)の二日目は、やはりまとまった演奏聴ける十輪寺へ行きました。
30分近く早めに行ったら、すでにまばらに埋まり始めた会場の席に熱心な吉村組の二人:
リードアルトと副部長の二人がすでに見えました。
昨日の反省で、挨拶もそこそこにしてセッティングにかかりました。
始まってから分かったんですが、音響さんは固定ではないんですね。出演者が探してくるのでしょうか。今回は低音がかなり持ちあがってぎりぎりまで上げられていたような気がします。
最初に登場は三木サウンドブラストオーケストラ
2009年6月にバンド結成、2010年7月にジャズカフェ・ベイシーで初ライブしたばかりのフレッシュなバンドです。
やるよというスケジュールの時から私も知ってましたが、聴きに行けなかったので、ここまで来てくれて聴けるとは、もっけの幸いです。
で、延々と11曲もやってくれました。ベイシーナンバーも多かったですね。学生バンドのベイシーはちょこちょこ聴いてますので、それと同じ曲が社会人のバンドでこうも味が変わるとは・・・、意外にも、これはいいなという感想です。
もしかしてエネルギッシュな、あるいは高速演奏とは別のゆったりした演奏の味わいこそ本物の味ではないかと、そう感じた次第です。
聴くポイントが違うと、生ぬるいとか、なまってるとかいう評になるかもしれませんが、急がない演奏、分かりやすい曲、これは私の好みの感じです。
1. Splanky
2. Miss Fine
3. Chicago
4. Rout66 (vocal)
5. Just In Time (vocal)
6. Freckle face
8. Shiny Stocking (vocal)
9. All of Me (vocal)
10. Li'r Darlin
11. Big Swing Face
Vocal :安永真里亜さん。
多分姫路ジャズフェスのSwing Cats演奏でMadocaさんと歌われた方です。
Big Swing Faceをここまで欠陥少なく演奏できるバンドは、かなりの力があると私は思います。かなりハイトーンが出るけど、でも曲を通して維持できないよくいる玉砕型トランペッターはここまで仕上がらないんですが、見事でした。ソロも多かったPをはじめとするGt, Bは盤石の感がありますし、tp, sxも良かった。Sxはもっと主張してもいいかなというくらいで・・・tbについてはChicagoを聴くと悪くないですね。
音響さんが低音を頑張りすぎなければ完璧だったかもしれません。ただ、境内の広い場所まで音の迫力を伝えようとすると、やはり近場の音は過剰になり勝ちなんでしょうね。
もうひとつ、私のマイクや録音系が大きい音に弱いということも原因の一つかもしれません。
後半に登場はリバーシティ・ジャズ・ウインズ
吹奏楽の音も使いながらのジャズをやるそうです。
思えば 第1回かこむジャズフェス で一度お聴きしたバンドでした。
1・ In The Mood (Glenn Miller)
2・ Night and Day (Cole Porter)
3・ Smile (Chaprinの映画 Modern Timesより)
4・ 蘇州夜曲(西条八十)(vocal:声楽家)
5・ Tommorow (ミュージカル Annieより) (vocal:声楽家)
8・ Ironside (Quincy Jones)
アンコールで最初の曲を再びやってくれました。
9・ In The Mood
このオーケストラは前列がクラやフルート・ピッコロなどで
Sax隊は2列目です。ボーンとペットが3列目に並ぶ配置。
ポップス系バンドと言うジャンルかな。