神戸ハーバーランドのスペースシアターで行われたNABLコンサート
朝から夕方まで社会人バンドのそれぞれ思いのこもった演奏を聞かせてもらいました。演奏の後の海老沢一博さんと守屋純子さんの講評もなるほど、というポイントを指摘されたり、あるいは誉められたり、あるいは高橋達也さんの思い出だったり、いろいろ貴重な話を聞いてきました。司会は思い出話を織り交ぜたり、各バンドの特徴・歴史などをさりげなく紹介しながら、バンド交代の時間も飽きさせずにとてもうまく進行していただきました。伊波 秀進さん(The BigBand of Rogues)
倉谷組に次いで4年ぶりに招待された高砂高校ジャズバンド部Big FRiendly Jazz Orchestraも気合の入った演奏をしてくれました。
演奏は以下の4曲でした。
1・ IN THE STONE
4・ TICKLE TOE
今日は全員マイクが揃ってるし、ドラムの音量もかなり上げてあるのと、残響の多い空間を制御するために、タイトな調整されていたので、いつもの演奏の感じではありませんでしたが、他のバンドよりもドラムが強く聞こえました。SR無しでの演奏が基本なので今日のバランスとしては多少おかしくても、問題無しです。リハもやってませんので、問題あるとすればSRの調整オペレーター次第という範疇のことですから・・・(^^) でも、録音を聞くとそんなに突出したバランスではなかったので、誤差範囲かな。
Saxの音量はSRのおかげで普段以上に明瞭に聴こえてましたが、守屋さんはやはりSaxとTpのバランスを指摘されてました。やはり今後はメロディに合わせてサポートのパートの音量を合わせていくことも必要でしょう。1曲目はすごく良かったけど、Tpが強いSaxを上げるといいな。Tbのメロディのところは打ち込みが強く聴こえたがメロディを聴こえるようにする。2曲目はどこにポイントを置くかを決めて演奏すると良い。他はホント楽しかった。と守屋さん
海老沢さんも楽しかったとまず誉めてから、ワンポイントを教えていただきました。ジャズは競い合うのではなく、自分たちが楽しめる事が大事。競い合いかはたまた上手くなりたいの必死さの目付きを感じたのでしょうか?鋭いですね。2曲目は1拍目目から2拍目、2拍目から3泊目に行く時に全員が三連符を意識してあわせる事。真ん中のスペースが合うように。全員が歌えること。そうすれば四分音符の長さが判ってくる。そしてスピードは落ちない。そうすれば合います。演奏が楽しくなります。ということでした。
短いながらもいいアドバイスをいただきました。
私個人は、本日はSRの強力アシストがあってあれくらいですから、Saxの音量はもう簡単には上がらないので今後はTpをほんの少し絞っていく方での合わせ込みが必要なんじゃないかと思いながら聴いてました。そのためには社会人バンドにもコメントが出ていたダイナミックレンジをどう感じさせるかということが課題のひとつかなと考えてました。
さあ、次の高砂高校の演奏会は3週後の7月20日(日)の第26回青春チャリティコンサートです。
そのチャリコンでのSRの監督は本日と同じ浅原さんと思いますが、今日のばりばりの音響とはまた違ったチューニングされると思うので、それもまた、楽しみです。(^^)
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余談ですが、本日朝から海老沢さんは広島から来たTitsのバンドのクリニックをやっておられました。そこで少し聞きかじったことですが、参考になればということで紹介します。
間違ってたらごめんなさい。素人の勘違いあるかもしれませんので。
音の出を合わせようとするなら、その直前の休符を合わせなくてはならない。休符は音を出さないけれども、しっかり頭や体で刻んでおくという主旨でした。吹く時ほどに意識してない休符を意識して合わせるのが大事なようです。
そうやって音の出をあわせると、音がぐっと前に出て来るんだよ、ということでした。休みが続いている時も曲は続いてるんだから、他の人の刻みに合わせるように自分の中でカウントし続けるように。
ゆったりテンポで長い音符が続くようなところでは、リズムを感じながら音符に身体をゆだねないように気をつけよう。音符は長くとも、吹きながら自分の中では短い音符で刻んでいるのが良いよ、ということです。
それから、全体の合わせ方についてのエピソードとして、Tbの片岡雄三さんのお父さんの話をされてました。Tbがリードしてる時のことと思いますが、スライドを細かくちょっと振って脇のTbの人やTpにさえも判るような合図を出されてたということです。そうやって、音の出や休符を揃える工夫をされてたということのようです。素晴らしいプレイ中のコミュニケーションですね。
今日は演奏も良かったし、話も色々良かったし、始まりは高橋達也さんへの黙祷で始めて、各バンドも東京ユニオンに縁のある曲を演奏したりして、音楽と人の縁の良さや不思議さを感じながら一日を過ごせました。ありがとうございました。
合掌
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行こうかだいぶ悩んだのですが・・・
今回指摘いただいたことは、きっとプラスになりますよね。
他の曲の仕上がりを含めて、来月からの行事が楽しみですね。
今日はSRのアシストもありましたが、一人一人頼もしい感じですよ。
はい、次回が楽しみですね。反省会もしましょう(^^)
本日もお越しくださいまして、有り難うございます。
今回の音響の設定はメイトジャズさんやウエストウィンズさんの専属でやってる同じような体格でいつも兄弟に間違われるもう一人のオペレーターの設定です。
高砂さんから交代して、ブラスセクションをサックス以外かなり押さえたんですが、確かに良く鳴ってましたね。
「音響の関係かTp出すぎ!」と守屋さんに指摘された時は、崩れ落ちました。(笑)
アマチュアバンドの場合、どうしてもモニターやSRに頼られる事が多く、あのような音響バランスになってしまいます。
海老沢さんみたいなドラムだと有難いし、あれこそが、やっぱりビッグバンドのドラムですよね。
チャリコンはいつもの自然感を出していきたいと思います。
後は出てくる音だけです。(笑)
現在の高砂のブラスセクションはSR使わなくても、あの会場ではびんびんに響く音が出てますのでね。それをSRのせいと疑われては仕方がないですが、BOSEさんは判っておられたようで・・・高砂のときはSRが急に落ちたと書かれてましたですね。
海老沢さんのドラム、そして守屋さんのエレピ二人ともアマとは全く桁違いの音量だし、美しい音で惚れ惚れして聴いてました。
来月のイベント、どうぞよろしくお願いします。
I've downloaded them all. The sound is very good.
Thank you very much.
Thanks your comment.
Let's go together to Takasago Cultural Center 3 weeks later.
まぁ~いろいろありますが・・・(笑)
限られた転換時間ですぐ「はい本番!」てな現場は特に「しゃーないな」っていう事がありがちですよね、どーしても(苦笑)
中でも電気系の方たちは自前持込じゃない形の違うヨソの(笑)アンプになるとこれまたどーしてもセッティングで戸惑い・・・
一部話題にされておりますGtの件もまたBa(エレベ)についても同じなんですが、音量というより「音質」の問題ではと自分は感じました、今回「も」(爆)
もちろん自分は現場で音を聴いてないのであくまで断定ではなく感じただけですので(^^;
で、コレについては気になってる点があり本人さん達に聞いてみたいことが多々?あるワケですが、いよいよもう時間も無くなってきましたし??(苦笑)
そして「TpとSaxが・・・」というお話はよく出てきますが、実はSaxの音をマスクするのはTbだったりするのは今更話題にするまでもないかも?ですが(笑)
どちらにせよ音圧がとかピッチがとか縦線だとかノリだとかタメだとかは・・・
とりあえず音響がどうとか以前に
『ステージの上でイイ音がしてるように』
お互いを見ながら・音を聴きながら
ステージ上でまず完成させることでは?
という話もどこかであったようななかったような??(笑)
余談ですがBFJOのベストな演奏を聴けるのは『部室』かもしれませんね!?(爆笑)
なるだけ現場に強いバンドになってもらいたいものですが(^^)
BFJOだけでなく他のバンドでも曲が始まってからBの方があたふた演奏しながら音量を調整しようとしたり、Gtの方が脇から手を出したり、Dsのセッティングで時間が掛かったりしてました。可愛そうなくらいでしたが、色んな経験が出来たということで・・・前向きに考えれば良しということで。
TbがSxをマスキングですかぁ。それは初耳でした。そんな感じもない事はなかったですが、まあ、色々原因はありますね(^^)
しかし、チューニングはその場でも出来ることですからね。言い訳にしてはいかんかな~と。厳しいですか?
あの部室のおかげでブラスの音が出てくるようになるのでしょうが、同時にあそこではSxの弱さが目立たないということもあるでしょうね。各会場の音響を想定したパートのバランスを組上げることもこれからのテーマなんでしょうけれど。まだまだ良くなる松田組、大器晩成はこれからですぞ(^^)
一昨日そんな話は聞かなかったなぁ・・・(爆)
そんな事も含め、ああいった趣のいわゆる「イベント」な場面では、奏者さんも、また音響さんも同じことで、演奏が始まって「しながら調整」していって(笑)
やっと調整できた頃に~はい終わりっ!(爆)
ベストはもちろん尽くしますが、トラブルは付き物なんでいちいち気にしてたら身がもちません続けてはいけません!(笑)
トラブル・失敗は貴重な経験・財産?なのでそれを活かして続けていかねばです!(^-^)
まぁ厳しくしなければいけないのは当の本人さん達自身なんでねぇ。
ってこれもけっこう厳しいですか?(苦笑)
こちらは影で地味に人知れずただただお手伝いするだけです(爆笑)
楽器のチューニングは勿論控室などで充分にします。こないだはピアノが442なので、それで。
でもなんやかんやで管は演奏すると微妙に狂ってきます耳の良いプレーヤーはその場(舞台)で治すでしょう。
私の言ってるピッチとは音程の事です(苦笑)歌でも「あの人、音程良いねえ」とかの・・・長めの音ならその場で治す事も出来るかもしれませんが・・・音程悪い音の連続なら?(苦笑)
まして管楽器なのでピッチ良い音も有れば悪い音も有るので、その組み合わせで演奏なので、悪い音だけその場で瞬時に治すの不可能です。
ピッチ(音程)がイマイチの人が多い演奏とかアンサンブルで御座います(笑)