世界選手権2009でのYu-Na KIMのスコアに対しての疑問がBlogなどに登場しています。
みんな似たようなことが書かれています。要するに上げ過ぎだということで一致してるようです。一位は認めるがあんな点数になるのはおかしいでしょうということですね。男子の行ったパフォーマンスよりも点数が良いということがとにかく理屈に合わないことがはっきり言えるようです。
この下に女子Freeの各エレメンツごとの点数を整理しておきました。
同じ技には同じ色付けしてますので、得点や加点の違いが分かりやすいでしょう。
よく言われてることですが、技術的難度が低い演技を組み合わせたYu-Na Kimの得点が高くなるのはGOEという出来栄えの加点が大きいからです。今回のYu-Naの出来は確かに良かったと思うのですが、ひとつ前の投稿にも書いたようにテレビ映像では伝わりにくいスピード感やダイナミックな演技については、テレビで見てあれこれいえないと思いますが、MaoのステップよりもYu-Naのステップの方が素晴らしかったんでしょうか。というように細かく見比べると、なかなか納得できないことが出てきそうです。
下の表はクリックすると拡大できます。
こういう整理が比較しやすいと思えたので点差が大きく出たShort Programについても同様にまとめました。
上の同じ色は同じ種類の演技ですが、それでも(演技の高度さが違うのでしょうが)そのランクが異なりベース点が変わってる上に、出来栄えも違うことでGOEも変わる結果として、大きな点差がついてしまってます。その点差が妥当かどうかと言うことについては、ビデオでよく研究するとか、あるいは経験者で人目で違いが認識できる人だと、この採点は何だと不満たらたらになる人が多いようです。
前回の記事にも書いたように、必ずしもテレビ映像では演技の特徴を全て表現し切れてないところがあるので、映像だけで全てが分かるかどうかは知りませんが、会場で見た人でもこりゃひどいなと言う点数の付け方らしいですから・・・。 何とかして欲しいものです。
見た目の素晴らしさに応じて点数が上下するような納得性の高い審査点制度へ改善を続けて欲しいものです。
プログラムコンポーネントの評価点は以下のようでした。Yu-Naの点が全てにおいて突出しています。
総合的な点数はJump, Spin, Step, SpiralなどのTechinical Elementの差が圧倒的に大きく異なることが大幅な点差を生み出したことが分かります。
今回初めて、審査点の個々の項目に着目して、色分けやグラフ化などで素人なりに見やすくしてみましたが、いろんなことが見えたような気がします。
皆さんも試してみてはいかが?
そんな暇じゃないですかね(笑)
ここには出してない審査員の点のばらつきもまた面白い感じもしてます。特定の審査員の点数は把握できないですが、突出して点の付け方をしてる人がいるのは、見えます。それらを説明するにはまたデータを並べ替えるなど必要なのですぐには書けませんが・・・気が向いたらまた出すかもしれません。
最後まで見てくれた方、ご苦労様でした。
フィギュアスケートにおけるジャンプの魅力・意味と浅田選手への応援を込めて、素敵な表現があり全く同感でしたので紹介しておきます。
「考える木」さんのBlog:http://d.hatena.ne.jp/kanngaeruki/20090404#1238853665
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今日は雨の中にもかかわらず花見をしてきました。2~4部咲き程度で見頃は来週後半でしょう。
来週は岡山ルネスホールで第40回ワンビル・スチューデント・ジャズを楽しむ予定です。
後楽園の桜を楽しむには遅いでしょうかね(^^;
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