以前から時々書いていますが、今年は今までにないくらい
下着や洋服から来るストレスを感じた1年でした。
しめつけ感やかゆみ、動きにくさ(これは体型の変化も関係していると思う)。
昨年までは似合っていると思っていたのに、今年は「?」。
あぁ、これが年齢を重ねていくと出てくるものなのかな~と実感。
程よいゆとりがあって、でも決してだらしないシルエットではない。
いい生地を使って丁寧に作られた私のサイズにピッタリあった洋服が欲しい~!
ということで。
たどり着いたのが、「オーダーで洋服をつくる」ということ。
そこで、ずい分前から気になっていたアトリエに思い切って伺ってみたところ大正解でした。
目的はハッキリしていたので、まず、最初にお願いしたのがスーツ。
打ち合わせから始まり、仮縫い、そして生地選び、製作。
デザイン、パターンおこし、裁断、縫製と全行程を、店長がおひとりでされているので
「待つ」ことが前提になりますが、それもまた楽しみ。
少しクラッシックな雰囲気が好きな私の好みをあれこれ言って、
そこにプロとしての意見や判断も、しっかり入れていただき
出来上がったスーツが写真のものです。
深みのある濃紺のウール。とろみのある生地で柔らかくて手触りが良く…気持ちいい!
何より軽いんです。
本当に驚くほどに軽くて、着ていて動きやすいし身体がラク~。
だからと言って、生地そのものの重量が軽いわけでは決してなく、
身体のサイズ、特に肩のラインにあった洋服だけが持つ心地よさを「軽さ」で体感しました。
ちょうど自分の足のサイズに合った靴が、実際の重量よりも軽く感じられるのと一緒ですね。
このオーダーの服を通して「洋服は肩で着るもの」ということを、実感しました。
次にお願いしたのがパンツ2本。
1本はコットン素材で家でも洗濯ができるもの。
もう1本はウールですが、カシミヤも入っているもの。
これも、本当に素敵に仕上がりました。
気になるお腹まわりは少しゆとりをもって作っていただきストレス無し(^^♪
でも着ると細く見えて感動します(笑)
やはり生地が素敵なんです。色といい光沢といい、眺めているだけで幸せな気分。
もちろんあったかいです。
そして。
1年間頑張った自分へのご褒美ということで、ミックスツイードのコートを。
スーツを着たときにキチキチにならずに着られるコートが欲しくて。
ツイードはもともと大好き。
この、紫&黒&白の組み合わせに…やられてしまいました(笑)
生地が少し薄いので、中綿が入っているのですが。
中綿は一緒に縫いこまず、別生地でくるんだものをそれだけで縫い上げ
表地だけで縫い上げたコートをかぶせて裏地を付ける…という大変手のかかったもの。
これも、と~っても軽くて暖かい!
私がコートを羽織って、軽い!軽い!と喜んで騒いでいると、
やはり「肩」のサイズに合っているからとの解説が。
もちろん肩のサイズだけではなく、着る人のためにと…工夫やこだわりが沢山あって、
それが着心地の良さに繋がっているんだな~と感動します。
このコートには、マスタード色のマフラーとチャコールグレーの手袋を合わそう~♪
量より質。
着る度に気持ちが上がって嬉しくなる洋服を時間をかけて、来年も少しづつ増やしていきたいなぁ。