行列についての考察

ある方のブログに行列の出来ない人と題し、行列までしての欲が無いと
書いてありました。
そうですよね、必要なければ行列なんて愚の骨頂です。
でもね、ここ被災地では飲み水も一人６リットルですから
家族が多い方は何回も並ぶ事になります。
家族で並べれば良いほうです、病弱な人やお年寄りは並べませんから
元気な者が調達しなければなりません。

生協の行列のお隣の方は,両親が自宅２階に孤立して,回りは津波の水だらけ
食料を調達して腰まで水につかりながら届けていました。
でも、袋入りラーメンが２袋ジュース３本御菓子２袋等数量指定でした。
もう一度並ぶには長い行列でした。

ライフラインも止まり、食べ物も限定されてくれば行列も仕方ない事です。
ガソリンも人工透析に通う人もいますし、一概に行列を割り切れません。
不要なら並ばなければ良い訳で、本当に必要な方が行列するのですから。

ただ、行列する側になってみて、物欲だけで行列してきた訳では無い
と言う事です。
本当に飲む食べる水であり、洗い物や手を洗う水なのです。
電気も水も不自由であればご飯も炊けません。ガスで炊いた人も居ましたが
米を研ぐ水も不足してました。
必然的にインスタント食品を望むのも仕方ない所だと思うのです。

それを、整然と行列して平等に手にする訳ですからね。