60代の男のつぶやき

60代の男の行きつ戻りつ日記。バツイチオヤジの日常を過ごしていますが、なんて事のない日常を丁寧に楽しみながらの日記です。

1年1組の先生

2011年09月10日 | 日記
私が小学校に入学したのは、たしか昭和38年1963年頃だと思うのです。
会津若松市立謹教小学校です。
南校舎の昇降口の前から1組さん2組さんと並び5組までありました。
私は3組です。浅沼先生でした。
入学式の日に昇降口に行くと、1組の前に見覚えのある方がいます。
「おばちゃん」です。ご近所のSさんで通常「おばちゃん」と呼んでいました。
おばちゃんが1組の担任だと母が教えてくれました。
学校ではS先生と呼ぶように母から諭されました。
どうも私は学校でも「おばちゃん」と読んでいたらしいのです。

S先生は、その後私が卒業してからも勤務されていましたが、体調がすぐれず
今で言う早期退職をされました。
自宅で教室を開き、龍生派で華道を、茶道は石州流で
長く家元教授をされ多くの生徒さんを育てておられました。

後年、父と同じ施設にショートステイされているときに、お会いすると
シャキッとされて、現役の先生でいらっしゃいました。
私の昔のあだな「しーちゃん」ですよというと
「しーちゃん」「しーちゃん」と呼んで大変喜んでくれました。

帰りにまた来てねと、「握手」していただきました。
「はい握手!」先生から握手を求められ、戸惑いながら握手して帰宅したのを
覚えています。
いくつになっても先生なんですね。
そして亡くなられるまで先生だったんですね。

そのS先生が亡くなられました。今日お通夜で明日葬儀です。
両方にお伺いしようかと思ってます。
これから、帰省です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする