西野監督は超強気の策士：賭けにぎりぎり勝った

まさかの先発メンバー6人代えで、ポーランド戦に臨みました。
本当に、西野は策士ですね。
これは、グループリーグ突破のためではなく、次のトーナメントで勝つことを目指したものです。

勝つためであれば、2人程度の最小限の交換ですませたはずです。
それを、主力メンバーを休ませるために、大幅に入れ替えてきました。
グループリーグ突破の条件を、きちんと把握してのことです。

負けても突破できるのは、今回の結果もありますが、
逆にセネガルがコロンビアに勝ってもＯＫだったのです。
たぶん、西野はこちらを想定して賭けに出たのでしょう。

策士、策に溺れる
ポーランドに先制されて、そんな言葉が浮かびました。
もう1試合が引き分けになれば、グループリーグ敗退します。

コロンビアが、意地のゴールを決めて、事態は一変しました。
西野の使命は、グループリーグ突破、
最後時間つぶしして試合を終了させるのは当然の選択でした。

もし、失敗すれば、西野への批判は考えられないほど大きかったでしょう。
それを甘んじて受けることを選びました。
試合後しばらくして、大博打に勝ったことが知らされました。

しかし、ポーランドは本来の強さに戻っていましたね。
これまでと違って、ほぼベストメンバーで臨んでいて、
日本はボールを奪われるととが多く、完全に負け試合でした。
最後も、日本が同点に追いつくよりも、さらに1点追加される可能性のほうが高かったでしょう
そうなれば、すべてが終わります。

槇野のオウンゴールは、かろうじて川島に助けられました。
槇野を使ったのが、唯一西野のミスです。

足が遅くカウンターに対応できない、不用意にファールを犯す、
ゴール前でミスをする
すべてが出ていたのが、日本の苦戦につながりました。

連続ミスでバッシングを受けた川島でしたが、
西野は、記者会見やキャプテンとすることで後押ししました。
これも、批判を受けるのを覚悟してのことです。

策略も賭けも、すべて次のベルギー戦のためです。
ベストメンバーで臨む、決勝トーナメントでの初の勝利を応援しましょう。