神奈川も、大惨事手前でしたね。

当日は、テレビに集中して情報を集めていました。
夜になる前に、もっとも危なかったのは、神奈川県でした。

箱根では、観測史上、かつてない１０００ｍの雨量。
相模川上流のダムから、緊急放流する予告も出されていました。
緊急放流では、中国地方の惨状が思い浮かびました。
下流の人口は、その時の比ではありません。

ハッキリ言って、正気の沙汰とは思えませんでした。
放流されれば、とんでもないことになるでしょう。
放流時刻になって、開始を遅らせるとの報道がなされました。
流れ込む水の量が、想定以下になったということでした。

おそらくですが、さすがに上層部から圧力がかけられたのだと思います。
中国地方のダム放流責任者の言動を見ると、ガチガチの理系で、決められていたので放流した、というものでした。
本当に水量が収まってきた夜間に、放流を開始したので、被害は免れたようです。

箱根は、どんな惨事になっているのだろうと思いましたが、登山鉄道が破壊されただけで、さほど大きな被害は確認されていません。
箱根の別荘や旅館は、山の斜面に建てられているのですが、思ったより地盤が良かったのでしょう。

川があるのは、そうした繁華街からはるか下になります。
そうした箱根の構造も、被害が少なかった原因かも知れません。

鉄道は、とんでもないところを走っていましたから、被害にあうのはいたしかたないかな。
観光には、バスも使えるので運送には問題いですが、鉄道自体が観光の目玉ですから、箱根にとって痛いことには変わりないですね。