不信任案を出さなかったのは、年内解散を避けるため

臨時国会が延長されることなく終了しました。
野党では、内閣不信任案が検討されましたが、結局出すことはありませんでした。
不信任案を出せば、安倍内閣は否決した後に、直ちに衆議院を解散したでしょう。

すでに、自民党は選挙態勢に入っていました。
素早く動いたのは二階氏でした。
年末年始で、準備は万全とするように準備をしていました。

それに対して、野党は連合体制ができていないので、時間を稼ぐために不信任案を提出できませんでした。
これから、桜騒動をめぐって、マスコミの追及が激しくなります。
その状況を見て、年明けの国会での冒頭解散もありうるでしょう。

キャスティングボードは、いまだ安倍氏が握っています。
さて、今回も逃げ切ることができるのでしょうか？
それを決めるのは選挙民ですが、まあ期待はできないですね。

年末から年明けにかけて、世界経済がクラッシュすることがあれば別ですが、
そうでなければ、日本経済が不況に陥るのは、オリンピック後でしょう。
茹でガエルになるのがわかった時には、真っ赤に茹で上がっていることでしょう。