若竜の熱い思いと行動は、観客の心にビビッドに突き刺さる

『オッーケェ～～、オッケェ～～』

『パチッッ、パチッッィ、ドスン』

いやぁ、２軍戦は臨場感一杯というか、ワンダフルな元気な叫び声に、ミットにグラブに硬球が吸いこまれ、かなりの衝撃の匂いさえさせて、青空のもとの球場いっぱいに広がります。

ゲームが終われば、担当コーチが今日のゲームの反省をうんちく、みんな真剣な眼差し。

そして監督賞の発表で、若竜が嬉しそうな笑顔をこぼします。

写真は、上と中が先発して３イニングを力投する山本昌。下が６対１でタイガースを破り、ベンチ前で出迎える選手たち。

ネルソンがシーズン中盤以降の鍵

昨日のネルソンは、２軍戦に登板しました。
山本昌の後を継いで、４回、５回の２イニングスを投げ、タイガース甲斐に１号ソロを打たれ１失点。
まだまだ本調子ではなさそうですが、次の登板は先発を言い渡されているそうです。

キャンプ中に右肩痛を発症し心配されましたが、肩の調子も戻ってきているようです。
後は、実戦をつんで、勝負勘をつけることだと思います。

今季の１軍には、５月１６日に登録され、１７日のロッテ戦に９回岩瀬の後の１０回にマウンドに上がったネルソン。
２死から１本ヒットを打たれたものの０点に抑えました。

そして、運命の５月２２日には降雨ノーゲームとなりましたが、先発したネルソンは１回裏の楽天の攻撃で先頭聖澤にライト前に打たれ、その後の２盗と３盗で３塁まで進んだ聖澤を、高須の犠飛により１点取られ、２３日にはランナーを牽制できていないということで、あっさりと抹消されてしまいました。

昨年は３１試合に登板。
２０９回 １／３ を投げ、リーグで２番目のタフネスぶり。
早く１軍に上がって活躍し、その純粋な笑顔を何回でも見たいものです。

堂上お兄ちゃんは、謙虚で爽やか

昨日のナゴヤ球場２軍のタイガース戦。
３安打２打点の堂上のお兄ちゃんのヒーローインタビュー。

女性のインタビュアーが、 『 １軍では、代打の切り札。 』 と紹介すると、お兄ちゃんは 『 切り札ではありませんが。 』 と謙虚に真面目に答えます。
一昨日の西武とのナイターを終え、昨日朝６時の新幹線で名古屋に帰って、２軍戦に登場です。

そうですよね、お兄ちゃんは代打ではなくレギュラーとして、今シーズンはその足場をしっかりと固める活躍を、ファンの印象に残る活躍を、いっぱいしておくれ。

一宮総合美術展の若月陽子さんと三輪修さんと瀧照子さんの作品に、心穏やか

一宮スポーツ文化センターで開催中の 「 ２０１２ 一宮総合美術展 」 を見てきました。
この展覧会は、一宮市文化団体選抜作家の作品展のようです。

いずれも力作揃いですが、私の印象に強く残ったのは、若月陽子さんの “ ｔｈｅ ｐｏｎｄ ” 、三輪修さんの “ 道 ” 、そして、瀧照子さんの “ 万治の石仏 ” です。

若月さんと三輪さんの作品は、これまでも何回も拝見していますが、それぞれの作家の視線と思いが強く感じられる作品です。
悠久の時の流れを一場面に、そして一瞬に凝縮し、いつまで見ていても飽きません。

瀧さんの石仏。
ちょっとニヒルでもあり飄々とした仏さまのお顔に惹かれます。
どっしりとした風体の仏さまは、心も広々としていて、確かに人の病を治してくれそうです。
上品上生というんでしょうか、仏さまはお腹の前で両手とも親指と人差指を丸めて印を結んでみえます。

真一文字に結んだ口。
両目もつむっているようで、ウィンクをしているようにもみえます。
仏さまの慈愛が、画面いっぱいを使った仏さまの上半身の描写からみなぎっています。