クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

「 愛面会 仮面展 」 は、立派なできばえで、楽しい展示でした

2011年12月04日 17時39分08秒 | 美術展
昨日、名古屋市民ギャラリー栄で行われている 「 第36回 愛面会 仮面展 」 を見てきました。
会場には、能面や狂言面など、新作の50点以上が、壁に飾られています。

いずれの作品も立派なできばえです。

受付にみえた会のご婦人に聞いてみました。
なんと入会して1年の方も出展されているそうです。

「 そんなこと言っても、彫り間違えれば、一発で作品がダメになってしまうんじゃないですか? そうすればいつまで経っても完成しないのでは? 」
『 いえいえ、その心配は無用です。木くずで補修ができるんです。先生にやってもらいます。 』

「 そうですか、みなさんほんとにお上手ですね。ある程度彫られたものから、彫り進むわけでもないですよね。型とかあるんでしょうか? 」
『 いえいえ、そういうものは、ありません。四角い木から彫るんですよ。 』

「 制作期間は、どのくらいかかるんですか? 」
『 男の人だと、2~3ヶ月ですよ。私は1年かかりましたが。 』

作品には、それぞれタイトルが付いているのですが、“ 童子 ”、“ 小面 ”、“ 小姫 ”、“ 増女 ”、“ 小武悪 ”、“ 翁 ”、“ 般若 ”、“ 恵比寿 ”、“ 猩猩 ”、そのほかいっぱい種類があります。
でも、それぞれの作品に簡単な説明文も書かれ、同じ女性の面でも、可愛らしいとか、美しいとか、内面の気性を表すものだとか、その違いがよく分かり、作品を見るにも興味が湧くように楽しく展示されています。

最後に、 『 あなたも入会すれば、簡単に彫れますよ。 』 のお誘いに、丁重にお断りして会場を出てきました。

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