真空管アンプの改造で直熱3極管のVT-52と傍熱3極管の6G A4それぞれ個性があってどちらに組み直すか思案中。2台独立して作れば良いのだがすでに手持ちのトランス類は使い切っていて、唯一出力トランスだけが市川製と旧タンゴのものがあるだけなのでとりあえず方チャンネルずつで同居させてボリュームで音量を左右で切り替えながら聴き比べて見ている。
この状態で聴き比べるとかなり違う雰囲気の音なのでますます悩ましいところ。直熱管VT-52の音は本当に柔らかく伸びやかで豊な雰囲気が出る。傍熱管の6G A4の方は現代風の輪郭がくっきり鮮やかで低域もキレが良い感じとなる。こちらは6V6などの5極管やビーム管とも3極管接続で使えるようにしてあり、左右の音量も独立していて、前段の3極管も差し替えて試すことができるが、今回やってみて直熱管の音質との違い程大きな差は出ないことがわかった。あとは好みの問題なので最終的にVT-52に落ち着くことになりそう。となると戦争中の頃の真空管のVT-52がいつまで使えるかが問題。その場合は似たような球の45とか2A3とかを予備に購入しておくか今のうちに6GA4に組み替えてしまうかといったところで・・・いずれにしても真空管アンプは真空管の寿命が尽きたところで終わりなので、まあ私の年齢からすればどちらでも良いかと思った次第。しばらく色々と考えて調べてなかなか楽しめたので、この夏にはもう落ち着かせるつもり・・で予備の部品も含め色々と溜め込んでいた部品などは持ち込みごみとして処分予定。