お天気の悪い合間を縫ってフィルムコピアを構想していたが、ようやく格好がついた。
以前フラットベッドスキャナーのフィルムコピーを使って過去の35ミリフィルムや6x7フィルム、スライドなどをデジタル化して保存していたが、先輩からデジタルカメラを使って複写してフォトショップで処理した方が解像度も色合いも良い結果が出ると聞いていたので、手持ちの機材や部品を並べて色々試して見た。
その結果旧ミノルタのベローズのフルセットの機材を多少改造してやれば組めそうだったのでこれを使うことにした。最初はOMD-EM1を使って見たが三脚ねじ穴がレンズの中心からズレていてそのままでは使えず、改造するつもりでいじっていたが、OMD-EM5はレンズの中心線上にねじ穴が付いていたのでカメラ取り付け位置の改造は不要とわかった。ちなみに元々のミノルタのベローズ用100ミリマクロはフィルムまでの距離が長すぎて使えなかった。
現行の30ミリマクロではフィルム固定部分との改造が面倒なので、60ミリマクロを使いフィルム固定位置を少し離して拡大率を適正にするためにボーグの天体望遠鏡用の延長筒を使って見たらちょうどフィルムコピアのレンズとの嵌め込み部分がぴったり合い距離も適正になった。筒のレンズ側はフィルター変換リングなどでレンズに合わせ込んで接続。
後はフィルムコピアとベローズ本体の固定をアルミ材を加工して作った。
実は手持ちフィルム類はデジタル化した際にネガを全て処分して残っていないことがわかり、ストックしてある35ミリフィルムを使って新たに撮影しなければ試せないことに気がつき今は作業を中断。1948年製のretinaでも使って試す予定。
ネガやスライドをたくさん保管している方の参考になればいいのですが。先輩は古い引き延ばし機のジャンクを改造して色温度変換できるライトボックスで照明し、APSC機で撮影したデータをPhotoshopで反転しカラーバランスをとっているとのこと。