学生時代に植物の図鑑に使用機材として載っていたライカのElmar90mmを一度使ってみたくて、以前、先輩から頂いて当初はフィルムカメラのニコンFに付けて撮影していた。接写専用に使うつもりだったので当初はミノルタのベローズをマウント改造して付けていたが、レンズに比べてあまりにも重いので、ベローズを木材とアルミ板とラシャ紙で作り、繰り出し部分は望遠鏡用のラック・ピニオンを購入して自作した。
当時のベローズの写真
その頃撮影したフィルムは見つからない・・
その後オリンパスOMDに付けられるようにマウントアダプターなどで改造した。
テスト撮影した画像。ボケ具合が独特の甘い感じで現代レンズとは雰囲気が違う。
持ち運ぶのに軽くていいのだが、昆虫を追いかけて撮るにはちょっと操作性が悪いので植物を狙う時だけ持ち出していた。実用性を考えると小型のヘリコイドを使った方が良いかと思うが、当時はベローズを折って作ることに熱中していたので、PENTAXの6X7用に大型のベローズを作り4x5用の長焦点距離のものを付けて使っていた。今から考えると邪道で、大型になる割には拡大接写には向かないシステムで近所に持ち出す以外は使わなくなった。フォーサーズ用はそのうち改造したいとは思っている。
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