<cherry blossoms>
6. 4月は日本中が桜色に染まる。
→桜色に染まるとは、非常に詩的で美しい表現である。しかし、美しい表現ほど、訳す際は、注意を要する。染まる(dye)を使っていいのか、不明である。生兵法は怪我の元。足元を固めて、基本的な英語で、間違いなく伝わることを目指す。
たいてい、文学的な日本語は、そのまま英訳(直訳)すると、著しく不自然な英語になる。詩的表現が悲劇的表現にならないように、脇を締めてかかる必要がある。
こういう場合、文学的な表現は、あえて即物的にもしくは、数学的に考え、表現する。日本中が桜色に染まるとは、物理的に考えると、どこに行っても美しい桜ばかりある、ということである。よって、
・In April, there are cherry blossoms everywhere in Japan.
・Japan is full of beautiful cherry blossoms in April.
・You will see pink (colored )cherry blossoms here, there and everywhere.
・In April of Japan, there is no place without beautiful pink cherry blossoms.
参考に、ワシントンDCの桜紹介記事では、
・Washington DC is a cherry blossoms heaven. (桜天国)
・Washington DC is transformed into a cherry blossoms wonderland when the trees are in full bloom. (桜のワンダーランド)
ちなみに、wonderlandとは、『おとぎの国 』という意味で、Alice in Wonderland (不思議の国のアリス)で有名。wonderland の定義は、
a place that is exciting and full of beautiful and interesting things. (oxford )
のように表現している。
これを応用すると、
・Japan becomes a cherry blossoms wonderland in April.
さらに、色に関して考察を深めたい。桜色に染まるという所を、もう少し色の感じを出せないか。桜の色は、英語ではpink やpink colored である。
海外の桜紹介記事でも、桜色に染まるやら、桜色一色は、あまりよい表現が見当たらない。しかし、他の例で、例えば変わった趣味の人で、部屋がピンク一色の場合はどう言うのだろう。
・There was pink everywhere, from the wall paper, to the carpet, and on the bed.
・We entered the room. It's pink everywhere.
などと言うようだ。(海外の小説等より引用)
ジャングルでの描写では以下のようなものも。
・There is green, green and green everywhere.
(一面緑ばかり)
アメリカの オークランド州で、聖パトリック祭(アイルランドのお祭り)というのがあるようで、その際はみんな緑色の装いで、緑色のグリーンビールなるものを飲む等『緑一色』になるとのこと。それを報じた記事では、
・It's green all over for St.Patrick's day.
と書いている。
これらの表現を『桜色一色に染まる』に応用してみると、
・It's pink all over Japan, with a lot of beautiful cherry trees blooming everywhere.
・There is pink, pink and pink everywhere in Japan, when we can see beautiful cherry blossoms anywhere in April.
少し脱線するが、先に『脇を締める』ということを言ったが(教訓としてではなく)本来の物理的な意味での『脇を締める』は英語で何と言うのか、アメリカなどの、ゴルフ、テニス、ベンチプレス等のサイトを見て調べた。
頻繁に目にするのが、tuck という単語。
tuck は、『しまう』という意味で、
・Tuck in your shirt. でシャツの裾を(ズボンの中に)しまいなさい、という意味。
・Tuck your shirt in your jeans.
(ジーンズの中にしまう)
『脇を締める』というのに、tuckを用いて
・Keep your elbows tucked.
と表現している。肘を、羽根か何かに見立ててだろうか。
他にも
・Keep your elbows tucked as close to your body as possible.
(肘をできるだけ、体に近づける)
・Keep your elbows tucked at your sides.
(肘を側面につけておく)
などある。
ゴルフでは、スイングのために、特に右腕の脇を締めることが大事なようである。
・Keep your right elbow tucked (in).
tuck 以外では、
・Keep your elbows by your sides.
・Keep your elbows pressed against your sides. (これは、和英辞典にもあるだろう)
以上。
6. 4月は日本中が桜色に染まる。
→桜色に染まるとは、非常に詩的で美しい表現である。しかし、美しい表現ほど、訳す際は、注意を要する。染まる(dye)を使っていいのか、不明である。生兵法は怪我の元。足元を固めて、基本的な英語で、間違いなく伝わることを目指す。
たいてい、文学的な日本語は、そのまま英訳(直訳)すると、著しく不自然な英語になる。詩的表現が悲劇的表現にならないように、脇を締めてかかる必要がある。
こういう場合、文学的な表現は、あえて即物的にもしくは、数学的に考え、表現する。日本中が桜色に染まるとは、物理的に考えると、どこに行っても美しい桜ばかりある、ということである。よって、
・In April, there are cherry blossoms everywhere in Japan.
・Japan is full of beautiful cherry blossoms in April.
・You will see pink (colored )cherry blossoms here, there and everywhere.
・In April of Japan, there is no place without beautiful pink cherry blossoms.
参考に、ワシントンDCの桜紹介記事では、
・Washington DC is a cherry blossoms heaven. (桜天国)
・Washington DC is transformed into a cherry blossoms wonderland when the trees are in full bloom. (桜のワンダーランド)
ちなみに、wonderlandとは、『おとぎの国 』という意味で、Alice in Wonderland (不思議の国のアリス)で有名。wonderland の定義は、
a place that is exciting and full of beautiful and interesting things. (oxford )
のように表現している。
これを応用すると、
・Japan becomes a cherry blossoms wonderland in April.
さらに、色に関して考察を深めたい。桜色に染まるという所を、もう少し色の感じを出せないか。桜の色は、英語ではpink やpink colored である。
海外の桜紹介記事でも、桜色に染まるやら、桜色一色は、あまりよい表現が見当たらない。しかし、他の例で、例えば変わった趣味の人で、部屋がピンク一色の場合はどう言うのだろう。
・There was pink everywhere, from the wall paper, to the carpet, and on the bed.
・We entered the room. It's pink everywhere.
などと言うようだ。(海外の小説等より引用)
ジャングルでの描写では以下のようなものも。
・There is green, green and green everywhere.
(一面緑ばかり)
アメリカの オークランド州で、聖パトリック祭(アイルランドのお祭り)というのがあるようで、その際はみんな緑色の装いで、緑色のグリーンビールなるものを飲む等『緑一色』になるとのこと。それを報じた記事では、
・It's green all over for St.Patrick's day.
と書いている。
これらの表現を『桜色一色に染まる』に応用してみると、
・It's pink all over Japan, with a lot of beautiful cherry trees blooming everywhere.
・There is pink, pink and pink everywhere in Japan, when we can see beautiful cherry blossoms anywhere in April.
少し脱線するが、先に『脇を締める』ということを言ったが(教訓としてではなく)本来の物理的な意味での『脇を締める』は英語で何と言うのか、アメリカなどの、ゴルフ、テニス、ベンチプレス等のサイトを見て調べた。
頻繁に目にするのが、tuck という単語。
tuck は、『しまう』という意味で、
・Tuck in your shirt. でシャツの裾を(ズボンの中に)しまいなさい、という意味。
・Tuck your shirt in your jeans.
(ジーンズの中にしまう)
『脇を締める』というのに、tuckを用いて
・Keep your elbows tucked.
と表現している。肘を、羽根か何かに見立ててだろうか。
他にも
・Keep your elbows tucked as close to your body as possible.
(肘をできるだけ、体に近づける)
・Keep your elbows tucked at your sides.
(肘を側面につけておく)
などある。
ゴルフでは、スイングのために、特に右腕の脇を締めることが大事なようである。
・Keep your right elbow tucked (in).
tuck 以外では、
・Keep your elbows by your sides.
・Keep your elbows pressed against your sides. (これは、和英辞典にもあるだろう)
以上。